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「パラペット」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集

「パラペット」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集

誰でもわかるリノベ用語集185

■パラペット

「パラペット」とは、「屋上や、ベランダ・橋梁・埠頭などの端部に設けられた低い手すり壁」のことです。構造物の先端を保護する目的で設置されるもので、胸壁、扶壁とも言います。

各辞書・辞典からの解説

「パラペット」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。

(1)「デジタル大辞泉」より
「デジタル大辞泉」において「パラペット」とは、1つ目の意味に「建物の屋上、テラスのへり、橋梁の両側などに設け、人の落下を防ぐ手すり・勾欄(こうらん)」、2つ目の意味に「城郭などに設けた防御用胸壁(きょうへき)」とあります。

(2)「リフォーム用語集」より
「リフォーム用語集」において「パラペット」とは「建物の屋上やバルコニーの外周部の先端に設けられた低い立ち上がり部分の壁」のことであると説明されています。「屋根防水の納まり」において重要な役割を担っています。

(3)「世界大百科事典」より
「世界大百科事典」において「パラペット」とは、以下のような文章で説明がされています。
「建築・築城用語で、建造物上面ないし先端を保護するために設けられた比較的低い障壁をいう。パラ(防備する)とペット(胸)の合成語としてラテン語から派生。原義は胸の高さの防壁であり、転じて屋上、吹抜廊下、露台、橋梁、埠頭などの上端の縁に設けられた保護壁、手摺壁、欄干、および西洋式城塞の囲郭ないし塔の上につくられた防御壁を意味する。」

(1)〜(3)を合わせてみると、「パラペット」とは、「屋上や、ベランダ・橋梁・埠頭などの端部に設けられた低い手すり壁」のことであるとおわかり頂けたと思います。