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「撥水」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集

「撥水」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集

誰でもわかるリノベ用語集202

■撥水

「撥水(はっすい)」とは、布地が表面で水をはじく性質のことを言います。

家においてはお風呂やシンクなど水をつかう場所に撥水性のあるスプレーをかけておくことで、水滴を残りにくくして、冬場や梅雨など換気が難しい時期にも早く水回りを乾燥させることができます。

さらに外壁を撥水コートすることも可能です。汚れにくくなったり、カビが生えるのを防ぐことができます。一方、撥水コートしてしまうと通気性が悪くなってしまい、外壁にはカビを防ぐことができても、内部に結露が生じやすく、カビの原因になりかねないなどの問題もあります。部屋の方角や年間の気候状態を考えて撥水の有無を検討する必要があります。

各辞書・辞典からの解説

「撥水」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。

(1)「大辞林 第三版」より
「大辞林 第三版」において「撥水」とは、「織物などの布地が、表面で水をはじく性質」のことです。

(2)「精選版 日本国語大辞典」より
「精選版 日本国語大辞典」において「撥水」とは、「 織り物、編み物などの布地材料が表面で水をはじく性質」のことをいいます。「通気性防水」とみなされる性質です。

(3)「リフォーム用語集」より
「リフォーム用語集」において「撥水」とは、「建材の吸水、エフロエッセンス、腐食、カビなどを防止、保護するために水を弾く加工をする」ことであると説明があります。

(1)〜(3)を合わせてみると、「撥水」とは、「布地が水をはじく性質」のことであるとおわかり頂けたと思います。