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ラティスとは?トレリスとの違いや活用方法について解説!

ラティスとは?トレリスとの違いや活用方法について解説!

「自分だけの特別な庭を作りたい」「ちょっと目隠しが欲しい」そんな時に役立つのがラティス。様々な用途で使われるアイテムです。

「ちょっと待って、トレリスとは何が違うの?」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。ラティスとトレリスは、同じように使われることもありますが多少の違いがあるのです。
今回はラティスとトレリスの違いや、目隠しからおしゃれまで、様々な活用方法について解説します。
 

ラティスって何?「ラティスフェンス」と違うの?

ラティスとは?トレリスとの違いや活用方法について解説!

ラティスとは、格子状の柵のことです。目隠しとして使ったり、プランターを吊り下げたり、植物を絡ませることも。利用方法はたくさんあります。木製のものから樹脂製ものまで、材質も様々。

ところで、トレリスという言葉を聞いたことはありませんか?「同じようなフェンスなのに、トレリスともラティスとも呼ばれていて、違いがわからない」という方もいらっしゃるかもしれませんね。

結論から言えば、ほとんど同じ意味で使われています。ラティスは英語で(lattice)、トレリスは英語で(trellis)。ともに「格子状」という意味を持つ言葉です。

違いがあるとすれば言葉の変遷でしょう。ラティスはもともと、ガーデニング業界で「ラティスフェンス」と呼ばれ、格子状の壁を意味していました。それがいつの間にか「ラティス」と縮めて呼ばれるようになったと言われています。

よって厳密には、ラティスとはフェンス状のものという解釈が正確と言っても良いかもしれません。
 

ラティス選びのポイント

ラティスとは?トレリスとの違いや活用方法について解説!

ラティスには様々な材質のものがありますが、ここでは頑丈さ、腐食の対策などについてお伝えします。

頑丈なラティスとは?

木製のラティスは自然な風合いを持っていますが、耐久性は一般的に他の素材より低くなります。それでも、木に厚さがあるほど長持ちしやすいと言われており、比較的耐久性の高いものを選ぶことは可能でしょう。
樹脂製のラティスは木製に比べると頑丈と言われています。ささくれができないことも利点でしょう。ただ木製に比べて、自然の風合いに欠けると感じる方もいらっしゃるかもしれません。中には、木製を模した樹脂製ラティスもあります。

腐食しづらいラティスとは?

ラティスは屋外で使用することが一般的です。そこで起こり得るのが、雨による腐食。お気に入りのラティスも、腐食してしまうとガラリと印象が変わってしまうことも。
木製のラティスは樹脂製に比べて、腐食のリスクが比較的高いと言われています。一般的に、雨が流れていかない上部と雨が跳ね返る下部が腐食しやすいため注意しましょう。
耐久性を上げる方法として、地面の上に置かない方法があります。例えばコンクリートブロック等の上に設置することで、地面からの跳ね返る雨が当たりづらくなり、腐食の抑制に繋がります。防腐処理がされたものも、腐食しにくいとされています。どんなラティスでも、雨や汚れはこまめに拭くと長持ちしやすくなるでしょう。

ラティスを目隠しに使いたい!

ラティスとは?トレリスとの違いや活用方法について解説!

目隠しとしての性能が優れているのは、ルーバーラティスです。これは板状の仕切りが斜めに組まれたもので、格子状のラティスよりもしっかり隠すことができます。完全にふさいでしまうフェンスよりも風を通すことができるという特徴もあります。

目隠しとしてラティスを購入する前に、いくつか検討しておくと良いポイントがあります。

・どこからの視線を隠したいのか
事前に、どこを隠したいのかを明確にしておくと良いでしょう。その上で、どの角度からの視線が気になるのか、どう配置すれば効率的にさえぎることができるのかを確認しておくと失敗が減らせます。

・十分な高さがあるか、高すぎないか
ラティスを設置しても、人の目線より低ければ期待した効果が得られないかもしれません。しかし、あまりに高すぎると圧迫感や暗さの原因となりかねません。

・隣家への日照を邪魔しないか
ラティスを取り付ける場所や高さによっては、隣家の敷地に影を作ってしまうことがあります。トラブルを防ぐために、日の当たり方やラティスの高さを検討しておくと良いでしょう。
 

ラティスを園芸に使いたい!

ラティスとは?トレリスとの違いや活用方法について解説!

ラティスの格子を利用して、植物を立体的に飾ることができます。一般的におすすめされているのは、つる性の植物。つる性のミニバラや、クレマチス等がこれにあたります。ラティスにプランターを吊り下げるだけでも、見た目が華やかになるでしょう。

また、プランターと一体化したラティスも販売されています。ラティスは基本的に、地面への固定作業が必要です。しかしプランター付きの物には、固定作業が不要とされている物もあります。
 

まとめ

ラティスという言葉は、トレリスと同じ意味として使われることもあります。ただ言葉の変遷を辿ると、ラティスはフェンス状のものを指していたという経緯があるようです。

ラティスには、目隠しにも、園芸にもそれぞれ適しているタイプがあります。自分の庭に必要なラティスはどんなタイプか、考えるヒントにしてみてはいかがでしょうか。