タペストリーとは、主に壁に掛ける室内装飾のことです。その歴史は古く、紀元前から室内装飾として用いられていようです。また、わが国では、「掛け軸」や「のれん」として室内装飾に用いられてきました。
タペストリーの形状は、上下の横棒の間に布を張ったものや、カラフルな紐状のものをハシゴ上に編んで飾りつけしたもの、厚手の紙に小さなオブジェをあしらったものなど、その種類は様々です。最近、部屋の装飾としてタペストリーの人気が上がっています。この記事ではタペストリーの特徴や、誰でも簡単に作れる素敵なタペストリーを紹介します。
タペストリーが人気なのは
タペストリーが部屋のリフォーム、リノベーションの素材として人気である理由は、
1.ちょっとした空きスペースでもできる
2.材料が100均で簡単に手に入る
などが考えられます。
ちょっとした空きスペースをおしゃれにアレンジ
ほんの少しの空きスペースにタペストリーを飾るだけで、部屋の雰囲気がガラッと変わります。
日本古来のタペストリーである掛け軸も、たった一つ掛けるだけで部屋の印象がずいぶん違います。このように、タペストリーには部屋の雰囲気を変える大きな力があります。
材料も簡単に手入るので手軽に作れる
タペストリーには高価なものもありますが、ハンドメイドで作るなら、材料は100円ショップで手に入るものでも素敵なタペストリーを作ることができます。お子様と一緒にタペストリーを作って壁に飾るのも素敵です。
色々なハンドメイドのタペストリー
タペストリーは手軽に作ることができ、なおかつ、部屋のワンポイントとして機能します。以下、簡単な材料で作れるタペストリーを紹介します。
おしゃれな手ぬぐいでカフェ風タペストリー
まずはカフェ風タペストリーです。
用意するのは、カフェ風手ぬぐい。カフェ風手ぬぐいとは、画像検索して頂ければわかるですが、カフェのメニューのような柄が印刷された手ぬぐいです。
このカフェ風手ぬぐいの上下両端に、平行になるように木製丸棒を取り付けます。
手ぬぐいと棒は、接着剤で簡単につけることができます。あるいは、手ぬぐいの端を筒状にして、ホチキスでとめ、筒の中に棒を通す方法でも大丈夫です。
そして、上部の棒に吊るすための麻紐を取り付ければ完成です。
おしゃれなタペストリーが簡単にできるので、おススメです。
セメント袋でクールなタペストリー
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セメント袋というと、工事現場で使われているものを想像するかもしれませんが、100円ショップで販売しているセメント袋は、とてもおしゃれです。
セメント袋の上下両端を角材で装飾し、吊るすためのチェーンをつけ無骨で男前なタペストリーが簡単にできあがります。
また、角材にはアレンジとしてビスなどを打ち込こんでもむと益々格好よいでしょう。
可愛らしいウィービングタペストリーで部屋を華やかに
次に紹介するのは先ほどの男前で無骨なタペストリーとは対極にある、可愛らしくて華やかなウィービングタペストリーです。
ウィービングとは、毛糸や麻紐を編みこんで作るタイプのタペストリーでモコモコとかわいく仕上がるのが特徴です。
作り方は、まず、30センチ四方の段ボール板を用意します。次に、左右の辺に1センチごとに均等に切り込みを入れます。その切り込みにそって麻紐を巻きつけます。麻紐を巻きつけたら、麻紐が縦になるように置きます。
段ボールに巻きつけられた麻紐を「織機」として使うのです。毛糸のモコモコとした紐を輪にして、麻紐の上から通して、下で結びます。これを全ての麻紐の部分で行います。
全て結んだら、今度は麻紐の横から自分の好きな毛糸なり紐なりをどんどん織り込んでいきます。麻紐の全ての部分に織り込むことができたら、麻紐を切って段ボールを外します。切った麻紐の端は型結びにして固定してください。
これで完成です。多少、時間はかかりますが、オリジナルの良さは何にも代え難いでしょう。
吊るす際には流木を使うとさらにおしゃれです。
まとめ
いかがだったでしょうか。タペストリーは、簡単な工夫や手軽な材料で、お部屋のワンポイントになるインテリアであることがお分かりいただけたでしょうか。クリスマスになると立体的なクリスマスタペストリーというものもあります。実際の木より手軽で、お子様と飾りつけを楽しむこともできます。また、木の処分という面倒な問題もおきません。エコです。是非、取り入れてみてはいかがでしょうか。