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「ニッチ」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集

「ニッチ」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集

誰でもわかるリノベ用語集072

■ニッチ

「ニッチ」とは、「壁面の一部に設けたくぼみ」のことです。現在は、住宅にも壁面のアクセントとして採用されることが多く、花瓶などを置く飾り台となることが多いものです。

各辞書・辞典からの解説

「ニッチ」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。

(1)「デジタル大辞泉」より
「デジタル大辞泉」において「ニッチ」とは、1つ目の意味が「西洋建築で、厚みのある壁をえぐって作ったくぼみ部分。彫像や花瓶などを置く。壁龕(へきがん)」、2つ目の意味が「ある生物が生態系の中で占める位置。生態的地位。」、3つ目が「橋・トンネルなどのわきに設けられる非常用の退避空間」、4つ目は「市場で、大企業が進出しない小規模な分野。また一般に、普通には気づきにくいところ。」となっています。リフォーム、リノベーション用語としては1つ目の意味が該当します。

(2)「リフォーム用語集」より
「リフォーム用語集」において「ニッチ」とは、「壁の一部を凹状にくぼませた部分。小物などの飾り棚的に利用されることが多い」と説明されています。

(3)「家とインテリアの用語がわかる辞典」より
「家とインテリアの用語がわかる辞典」において「ニッチ」とは、以下のような文章で説明がされています。
「壁面の一部に設けたくぼみ。もともと古代ローマ建築など石積みや煉瓦(れんが)積みの建物に多く、上部はアーチ状になっている。現在は一般の住宅にも壁面のアクセントとして採用され、花瓶などを置く飾り台として利用される」

(1)〜(3)を合わせてみると、リフォームやリノベーションにおいて「ニッチ」とは「壁面の一部に設けたくぼみ」のことであるとおわかり頂けたと思います。