誰でもわかるリノベ用語集166
■トチノキ
「トチノキ」とは、「トチノキ科の落葉高木」のことです。北海道から九州の山地まで幅広く生息しています。実は食用として使用し、木の部分は家具や器具などの建築材料として、さらに樹を庭木として使用することができます。
各辞書・辞典からの解説
「トチノキ」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。
(1)「百科事典マイペディア」より
「百科事典マイペディア」において「トチノキ」とは、「トチノキ科の落葉高木」で、「北海道〜九州の山地」に幅広く生息します。冬芽は大型でよく粘つくのが特徴です。さらに、葉には「葉は対生し,大型の掌状複葉,小葉は5〜7枚で縁には鋸歯(きょし)」があります。種子は苦いですが、さらして食べることができます。木材としては「建築,器具とし,樹を庭木」にすることが可能です。
(2)「日本大百科全書」より
「日本大百科全書」において「トチノキ」とは「トチノキ科の落葉高木」であり、「高さ30メートル、径1メートル以上」の大きさになります。「種子は食用に、材は家具、器具、彫刻材に」と部分によって用途を分けて使用します。
(3)「リフォーム用語集」より
「リフォーム用語集」において「トチノキ」とは、以下のような文章で説明がされています。
「トチノキ科トチノキ属の落葉広葉樹。漢字では栃の木(橡)。フランス語名マロニエの西洋橡が近縁種である。材の性質としては、木理がやや交錯しており、肌目は緻密、硬さはやや軟かく、腐食耐久性、磨耗耐久性、共に弱い。細胞の並び方が特殊な為、板目面に著しいリップルマーク(さざ波模様)が現れることがある。粘りがあるので曲木に適しているが、一般的に利用価値の少ない木で、白太だけが利用される。主に家具に用いられる」
(1)〜(3)を合わせてみると、「トチノキ」とは、「トチノキ科の落葉高木で、木材を家具や器具に使用できる」ことがおわかり頂けたと思います。