誰でもわかるリノベ用語集027
■スロップシンク
「スロップシンク」とは、バルコニーやユーティリティに設置される底が深くて大きい流しのことです。スロップとは「泥水」のことを表し、台所や洗面所に持ち込みたくないような、モップなどの掃除用具や汚れた運動靴などを洗う時に利用することができます。
また、屋外やバルコニーに設置してあることで植物など園芸の水やりにも利用することができます。
各辞書・辞典からの解説
「スロップシンク」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。
(1)「デジタル大辞泉」より
「デジタル大辞泉」において「スロップシンク」とは、「掃除用流し」であると説明されています。スニーカーやおむつ、雑巾、モップなどを洗うことができる通常よりも大型の流しのことです。近年では、「園芸道具などを洗う流し」として使用されることも増えています。
(2)「リフォーム用語集」より
「リフォーム用語集」において「スロップシンク」とは、「ティリティやバルコニーなどに設置される、底の深い流し」のことであると説明されています。キッチンのシンクと違う点は、キッチンは「家事を行う場所に設けられる」ことであり、バルコニーなどの屋外に設置される「スロップシンク」は「洗浄や掃除のため」であることです。意味は「デジタル大辞泉」とほぼ同様です。
(3)「家とインテリアの用語がわかる辞典」より
「家とインテリアの用語がわかる辞典」において「スロップシンク」とは、「台所とは別にマンションのバルコニーなどに設置された底が深い大型の流し」と説明されています。モップなどの掃除用具や野菜、スニーカーの泥を落とすことに使用されることが多く、園芸にも使用します。
スロップとは「(家庭などで出る)汚れた水」という意味で、「マルチシンク」「下流し」などの言い方をすることもあります。
(1)〜(3)合わせてみると、「スロップシンク」とは、「バルコニーなどに設置された底の深い大型の流し」のことであり、その用途はおもに「掃除用具を洗う、園芸の水やりに使用する」などであることがおわかり頂けたと思います。