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部屋を仕切るリフォームとは?新たに壁を作らなくても仕切れる方法をご紹介

部屋を仕切るリフォームとは?新たに壁を作らなくても仕切れる方法をご紹介

部屋のリフォームと聞くと、2部屋だったところを1部屋にするなど、広くする方法を想像することが多いかと思います。でも、さまざまな事情で1つの部屋を2部屋に分けるというリフォームもあります。たとえば子ども部屋を分けたり、脱衣所と洗面所が1つだったところを別々にするなどです。

新たに壁を作って仕切るような工事は時間も費用もかかるのであまり現実的とはいえませんが、それ以外に方法はあるのでしょうか。この記事では、必要に応じて簡単に部屋を仕切れるリフォームの方法を紹介します。

どうやって部屋を仕切るのか

部屋を仕切るリフォームとは?新たに壁を作らなくても仕切れる方法をご紹介

部屋を仕切るといっても、新たに壁を作ろうとすると大規模な工事に及び、時間も費用もかかります。家全体のリフォームを考えている場合ならとにかく、壁を作るためだけにリフォームを行うのはあまり現実的ではないかと思います。

実はそこまで大掛かりなことをしなくても、簡単なリフォームで部屋を仕切ることは可能です。次から詳しく方法を見ていきましょう。

引戸で仕切る方法

部屋を仕切るリフォームとは?新たに壁を作らなくても仕切れる方法をご紹介

部屋を仕切るのにもっとも確実なのが、引戸で部屋を仕切る方法です。簡単に設置でき、使わないときは端に寄せることで部屋を元の広さで使うことができます。

1:間仕切り扉・ガラス戸で仕切る
間仕切り扉・ガラス戸は部屋に自然になじみやすいのが大きなメリットです。

間仕切り扉にはさまざまなタイプがありますが、スペースを有効に使える点、必要なとき以外は端に収納できる点において、引戸タイプがおすすめです。引戸タイプなら隙間がほとんどできず、音漏れもある程度防ぐことができ、プライバシー確保がしやすくなります。

また、曇りガラスタイプなら採光もできます。家族のプライバシーを守りつつ、引戸の向こうで何をしているか大体把握することもできるので安心できるでしょう。

間仕切り扉を選ぶ際に押さえておきたいポイントは、他の家具や、床との調和を意識するということです。たとえばクローゼットの扉が木目調なのに、間仕切り扉がメタリックな色ではバランスが損なわれてしまいます。もちろんアクセントとして取り入れるのもよいですが、その際には間仕切り扉が他の家具とのバランスを見たときに浮いてしまわないよう注意しましょう。

また、レールの有無も重要です。子どもが小さい場合や家族に車椅子利用者がいる場合、レールでつまづいたり、車椅子のタイヤが引っ掛かったりすることがあります。こうしたことを避けたい場合は、吊り下げ式の引戸を採用すると転倒などの事故を防ぎやすくなります。ただ、吊り下げ式の場合はどうしても気密性が劣るので、そこは留意しましょう。

2:格子戸で仕切る
間仕切りドアの中でも装飾を施したのが格子戸です。格子戸には曇りガラスで視界を遮るタイプとそうでないタイプがあります。

曇りガラスがないタイプだと、視界を遮ることはあっても空調管理に影響を及ぼすことがありません。そのため、仕切りを付けたことによって冷房や暖房の効きが悪くなるということが起きないというメリットがあります。

​引戸以外で仕切る方法

引戸以外にも、部屋を仕切る手段はあります。具体的に見ていきましょう。

1:カーテンで仕切る
部屋を仕切るときには、立てつけられるアコーディオンカーテンを用いるのがおすすめです。素材によっては多少の防音効果も備えているので、そうしたものを選べば家族間のプライバシーも守りやすくなります。

アコーディオンカーテンは使わないときは折りたたんで収納することができます。子どもが独立した後にまた部屋を元の大きさに戻したいときなど、簡単に現状に戻すことができるので便利です。

アコーディオンカーテンでなくとも、通常のカーテンでも部屋を仕切るには十分です。普通のカーテンなら柄の選択肢が多いので、選ぶ楽しさも増えるでしょう。

2:ふすまで仕切る
ふすまというと引戸タイプがポピュラーですが、立てかけるタイプもあります。立てかけるタイプの場合、もちろん工事は不要です。

部屋が和室タイプや和モダンの場合、部屋の雰囲気を損なわず自然に部屋を仕切ることができるのでおすすめです。

まとめ

部屋を仕切るリフォームとなると、壁を作るなど費用と工期がかかるイメージを持っている方もいたことと思います。しかし実際は、ちょっとした工夫で部屋を仕切ることが可能です。また、目的に応じた方法をとることもできます。

家族の事情は日々変化します。そのときどきの需要に応じたリフォームをして、より快適な生活を送りましょう。