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冷蔵庫を隠すとキッチンがスタイリッシュに!気になる事例をご紹介

冷蔵庫を隠すとキッチンがスタイリッシュに!気になる事例をご紹介


リノベーションでおしゃれなキッチンに生まれ変わっても、家電があるだけで生活感が生まれてしまいます。特に生活感が出やすい家電が冷蔵庫です。冷蔵庫を隠すことによって、よりスタイリッシュなキッチンを実現できます。

今回は、冷蔵庫を隠す際の注意点や事例をご紹介。また、冷蔵庫を隠すのではなく、リメイクした事例も合わせて取り上げていきます。
 

冷蔵庫を隠す時に気をつけたい「熱」

冷蔵庫を隠す方法について事例を見ていく前に、必ず気を付けておきたい注意点をお伝えします。冷蔵庫は庫内を冷やすため、外に放熱する仕組み。冷蔵庫が正常に作動するには放熱が欠かせないため、遮ると故障や異常の原因になりかねません。そのため、冷蔵庫の周りには、適切な放熱スペースを確保しておく必要があるのです。

パナソニックによると、上部が50mm以上、左右は5mm以上、壁際から15mm以上離しての設置が推奨されています。衝立や棚を使って冷蔵庫を隠す際にも、取扱説明書の内容に従って、必要最低限の空間を確保しなくてはならないのです。

また、冷蔵庫の側面は放熱によって温かくなるため、熱に弱い素材や食料品などは置かない方がいいでしょう。
 

冷蔵庫を隠したキッチン事例3選

注意点について確認したところで、ここからは冷蔵庫をおしゃれに隠した事例を3つご紹介していきます。隠す方法がわからないという方は参考にしてみてくださいね。


事例1:白い引き戸でパントリーに収納

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ヤマト住建 柏店(@yamatojuken_kashiwa)がシェアした投稿 -


こちらの事例では、冷蔵庫をゴミ箱や調理家電などとともにパントリースペースに収納。白い引き戸を閉めれば、存在感を全く感じさせません。冷蔵庫だけを隠そうとすると、むしろ不自然になりがちですが、他の隠したいものと一緒に収納してしまうという発想はさまざまな家で応用が効きますね。


事例2:収納スペースに格納
続いての事例でも、キッチンに冷蔵庫の収納スペースを設けています。こちらも冷蔵庫専用と言うより、クローゼットスペースに冷蔵庫を格納したというイメージ。冷蔵庫の上には収納棚もあることから、冷蔵庫以外の食器や食材も一緒にしまっておくことができます。

単体で隠そうとするとデッドスペースが生まれてしまいますが、こういった形であれば、空いたスペースも収納として有効活用できるのです。


事例3:仕切りで部屋の雰囲気に合わせる
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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3つ目にご紹介する事例は、側面を白い木の板で作った仕切りで隠したケースです。前の2例が冷蔵庫自体を収納していたのに対し、視線に入る側面だけを隠しているのが特徴。収納を作るとなると大がかりな作業になりますが、これならちょっとしたDIYでも作成できます。放熱スペースを確保すれば安全面も特に問題ないので、気軽に冷蔵庫を隠す方法として参考になりますね。
 

冷蔵庫リメイクの事例3選

冷蔵庫を隠した事例をご紹介してきましたが、隠さなくてもスタイリッシュに見せる方法があります。それが冷蔵庫のリメイクです。冷蔵庫の扉や側面をシートやシールでリメイクすることにより、おしゃれな部屋にもなじむデザインに生まれ変わらせることができます。続いては、冷蔵庫を隠さずに「あえて見せた」事例を3つご紹介しましょう。


事例1:アメリカンダイナーのような冷蔵庫

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 


見せる冷蔵庫の事例として1つ目にご紹介するのは、こちらのアメリカンダイナー風冷蔵庫。キッチンカウンターや収納棚と合わせて、ウッディなカッティングシールで全面を装飾することにより、冷蔵庫がいいアクセントになっています。ここはなんと団地の一室。冷蔵庫を上手くリメイクすれば、築古のキッチンも見事に変身させられるのです。


事例2:冷蔵庫にもヘリンボーン
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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こちらの事例も、表面にウッディなカッティングシールを貼ることで冷蔵庫がおしゃれに変身。カッティングシールの模様に注目すると、ヘリンボーン柄と呼ばれる特殊な貼り方になっていることがわかります。フローリングで用いられることの多いヘリンボーン柄を、冷蔵庫に使うという発想が面白いですね。


事例3:くすんだメタリック冷蔵庫
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

めぐみ(@mecchi555666)がシェアした投稿 -


3つ目にご紹介するのは、こちらのメタリックな冷蔵庫。もちろん元からメタリックだったわけではなく、シルバースプレーでリメイクしたものなのです。あえて粗っぽさを出すことによって、程よい無骨さを表現しています。全体的に素材感が光る部屋の中で、心地よい存在感を放っていますね。シールやスプレーなど、初心者でも取り組みやすいのが冷蔵庫のリメイクと言えるでしょう。
 

まとめ

今回は、冷蔵庫を隠すことをテーマに注意点や事例をご紹介してきました。隠すだけでなく、あえて見せるというのも手軽でおしゃれな方法です。リノベーションでいくらおしゃれにしても、冷蔵庫などの大きな家電は部屋の雰囲気を壊してしまいがち。

高価なデザイナーズ家電を選ぶのも手ですが、コストを抑えながらこだわりを実現したいのであれば、隠したりリメイクしたりすることを検討してみてはいかがでしょうか。