小上がりとは一段上がった空間のことを指します。リビングと続きでデザインされることが多く、高さがあるので腰掛けや収納としても人気があります。小上がりとはどんなものか、どんなものを収納するのがいいのかタイプ別に見ていきましょう。
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人気の小上がりはどんなもの?
和のイメージが強い小上がりですが、最近ではキッズスペースやプライベートスペースとしてフローリングを敷いたナチュラルテイストの小上がりも人気が出てきています。
小上がりは構造上、床下に収納がついているものが多く、この床下収納がいろいろなものをしまうことができるとして活用されている方も。活用例はクローゼットとして季節の服の収納や、今は使わないおもちゃや季節用品の収納などが挙げれらます。
また小上がりといっても、段差のタイプは高いものから低いものまで様々です。小上がりの高さによって、収納の方法や適したアイテムが変わってきます。
小上がりのタイプ別に見る収納
小上がりは高さ40㎝前後で面積は2〜3畳の物が多く、この40㎝前後の高さというのは、人が座ったり立ったりするのに負担が少ない高さだとされています。小上がりに腰掛けた状態だと立っている人とも視線が合いやすく、ソファのような役割を果たしてくれることも。
広さのある小上がりは、季節用品や布団の収納がおススメ
高さがある小上がりは、大掛かりな収納にも活用できます。お布団などの大物だけでなく、クリスマスツリーやお雛様、鯉のぼりなどの季節用品や節句の飾り物の収納にも重宝されます。
小上がりは引き出し式や畳を外して収納する方式が多く、どちらの方法を取るかによって入れるものも変わる可能性があります。
引き出し式の場合は衣類など、畳を外して収納する場合は大掛かりな布団や季節用品などに活用するのが人気のようです。
小さめの小上がりなら子供用品の収納に便利
小上がりをキッズスペースやちょっとした腰掛けスペース程度のものにするなら、小さな面積でデザインするという案もあります。2畳ほどのスペースを小上がりにし、そこをプレイスペースにしたりお昼寝の場所にすると、大人の目も届きやすく、リビングやキッチンにいながら様子を見守ることも可能になります。
その際の収納はお子様のお洋服やおもちゃなどにすると良いでしょう。お子様の遊ぶ場所と収納場所が近いと片付けの導線もスムーズで、片付けを習慣づける環境としてもおススメです。
実はDIYでも作れる収納付きの小上がり
小上がりは新築やリノベーション、リフォームなど大きな変化があるときでないと設置することができないと思う人もいるかもしれません。実は小上がりはDIYで作ることができるのです。
- 木材で基礎を作る本格的な小上がり
木材で基礎から作った本格的な作りの小上がりです。土台がしっかりしているので安定感があり、引き出しをつけることによって収納も大きく増やすとができます。
- パレットを使った小上がり
「収納は要らないけど空間に変化が欲しい」といった場合にはDIY資材でも人気のパレットを組み合わせて小上がりにする方法もあります。パレットで段差を作ることによって平面が続く室内を仕切ることができ、空間にアクセントが生まれます。
どちらもDIY中級者〜上級者くらいの熟練度は必要だと言われているので、材料や手順が載っているサイトなどを見てからのチャレンジがオススメです。
もっと手軽に小上がり収納を導入するには
DIYやリフォームではなくもっと気軽に小上がりを導入する方法もあります。それは家具の通販サイトなどにある小上がり風のユニットや小上がり風のベッドです。
収納は畳や床を外して中が大きな収納スペースになっているものや、ベッドほどの大きさで引き出し付きのものもあり、収納を増やしたい、小上がりの雰囲気を楽しみたいという人には通販サイトも一つの手です。
まとめ
リノベーションや新築でも人気が高まっている小上がり。収納にも空間のアクセントとしても便利ということがわかりました。落ち着ける空間に収納がプラスされるのは嬉しいですよね。もし小上がりに興味が出てきたらぜひ検討してみてください。
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