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ウッドデッキを害虫から守るなら?キシラデコールに決まり

ウッドデッキを害虫から守るなら?キシラデコールに決まり

キシラデコールという言葉を聞いたことがあるでしょうか。あまり聞き慣れない言葉ですね。しかし、ウッドデッキを設置している方、ガーデニング用品を使っている方には、是非知っておいて欲しいアイテムです。今回はキシラデコールについて紹介していき、その使い方について説明していきます。

キシラデコールはウッドデッキを守る防腐剤


キシラデコールとは屋外に設置している木製の柵、ウッドデッキ、ガーデニング用品、遊具などを着色・保護をしたり、害虫やカビなどから木材の劣化を防いだりする防腐剤のことです。特徴としては、木目を潰さない仕上げができますので、木材の良さをそのまま残せます。

キシラデコールの特色は木材に浸透させる
キシラデコールの特色は木部に浸透させることで、その性能を発揮することが可能です。その為、木部にペンキなど被膜がある場合は、取り除いてから作業しなければなりません。
この他にもキシラデコールは塗膜を作らず通気性を保つので、塗装面が割れたりする心配が減ります。また、再塗装する時も被膜を剥がす手間が少なくなるので、メンテナンスがしやすいのも一つの特色となっています。

キシラデコールの塗装方法

ウッドデッキを害虫から守るなら?キシラデコールに決まり

それではキシラデコールの塗装方法について紹介していきます。

新品以外のウッドデッキはまず洗い乾燥させる
新品のウッドデッキを使うのであれば必要ありませんが、設置して長年使っているものは、まず汚れを洗い流してから実施するようにしましょう。この一手間を加えることで防腐などの効果が高まり、耐久年数を延ばすことが可能です。
高圧洗浄で一気に綺麗にしていく!という手もありますが、ホースで手洗いをすることでウッドデッキの状態を見極められるので「補強した方がいいかな?」や「板を交換した方がいいかな?」など自分で判断できます。
手洗い時に板の傷みが激しいものがあれば、キシラデコールを塗装する前に交換するようにしましょう。
ウッドデッキを洗い終わったらしっかりと乾燥させてください。

キシラデコールをよくかき混ぜよう
ウッドデッキの乾燥が終われば、いよいよキシラデコールの出番ですが、そのままの状態で顔料が底に沈んでいるので、開封後すぐに塗らずによくかき混ぜてから使用するようにしましょう。また、使っている途中も定期的に棒などでかき混ぜておかないと顔料が下に溜まってしまいます。
容量の少ないものを購入した場合はそのままかき混ぜて使用できますが、もし大きい容量のものを購入した時は別容器に取り分けて使うなど工夫しましょう。

細かいところを上から下へ塗っていく
キシラデコールの塗り方は柱から床に「上から下」へ塗装していくのが基本です。まずは広いところを塗っていきたいところですが、最初は細かいところから塗り始めるようにしましょう。
塗料をつけすぎてしまうとハケの扱いが悪くなってしまい、ムラになりやすくなります。適量をつけて、木目に沿って丁寧に塗っていくようにしましょう。

広い部分は最後に丁寧に塗ろう
細かいところが塗り終われば、次は床板など広い部分を塗装します。一気に塗りたいと思う方もいるかもしれませんが、ムラが出てしまいますので、板を一枚ずつ綺麗に仕上げていくように意識していきましょう。
また、忘れがちになるのですが、必ず板と板の隙間も忘れずに塗るようにしてください。細かいところをしっかりと塗装することで、防腐・防カビの効果が上がり、耐久年数に差が出てくるからです。

おすすめは3回塗り!
キシラデコールを塗る時は何回塗っていけばいいのか?と考える方もいるかもしれませんが、おすすめなのは「3回塗り」です。キシラデコールの耐久年数は約5年と言われていますが、カラレスを1回、色付きのものを2回塗ることで、その性能は最大限に引き出せます。
1回といっても油性を使う場合は、塗るたびに12時間程度の乾燥時間が必要となるので、作業が2~3日と時間がかかってしまいます。
しかし、たった1回重ねて塗るだけで防腐・防カビ効果が上がり、耐久年数を延ばすことが可能になるので、是非とも3回塗りを心がけてください。ただし、それ以上は塗りすぎになるので4回目は塗らなくても問題ありません。
(参考:ウッドデッキ塗装にはキシラデコール!塗料の特徴と上手な塗り方をご紹介!

まとめ

ウッドデッキを害虫から守るなら?キシラデコールに決まり

キシラデコールについて紹介し、塗り方について説明しましたがいかがでしたか?屋外で使う木製のものであれば、何にでも塗っても良いのでウッドデッキだけではなく、ガーデニング用品や柵などにも使えます。

木材を使用しており、防腐・防カビをどうすれば良いのか悩んでいるのであれば、多少、手間はかかるかもしれませんが、キシラデコールを使ってみてはいかがでしょうか。