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珪藻土バスマットの寿命は2年。その理由と長持ちさせる方法を詳しく解説

お風呂から出るときに足元の水気を拭き取れる珪藻土バスマット。家事を助ける便利グッズとして使っている方も多いようです。一方で珪藻土バスマットの寿命は2年ほどといわれています。

そのため、珪藻土バスマットに興味がある方の中には、珪藻土マットを長持ちさせることができれば尚よいのに思う方もいるのではないでしょうか。

そこで本記事では珪藻土バスマットの寿命が短い理由と長持ちさせる方法を紹介します。この記事を一読すると珪藻土バスマットの正しい使用方法が分かるでしょう。

珪藻土バスマットの寿命が2年といわれる理由

珪藻土バスマットの寿命が2年といわれる理由は、使用回数が増えると吸水性が弱まるからです。通常のバスマットとは異なり、珪藻土バスマットには表面に無数の穴があります。この穴から珪藻土バスマット表面の水滴を吸収するので、足元の水気を拭き取れるのです。

しかし、長期間使用すると穴の部分が汚れでふさがれます。その結果、吸着力が弱まりバスマットとしての機能が低下してしまうことにもつながります。

使用方法によっては割れることもある

珪藻土バスマットは通常のバスマットとは異なり、取り扱いにも注意が必要です。二酸化ケイ素を主成分としている珪藻土バスマットは衝撃に弱く、落としたり倒したりすると割れることもあります。珪藻土バスマットは一度割れてしまうと元に戻りません。

割れた珪藻土バスマットでも使えますが、割れ方によってはバスマットとして使えないこともあるでしょう。

なお、珪藻土バスマットは衝撃に加えて直射日光にも弱く、日光に当て続けるとひび割れが生じることもあるので注意しましょう。

珪藻土バスマットは日頃のお手入れで寿命を延ばせる

通常のバスマットに比べて珪藻土バスマットの寿命は短めですが、日頃の手入れをしていれば寿命を延ばすこともできます。特に陰干しとやすりの使用で、珪藻土バスマットを長持ちさせられるでしょう。

使わないときは陰干しする

珪藻土バスマットのお手入れ方法の1つ目は陰干しです。吸水性の悪さを感じたときには、陰干しして吸水力を復活させましょう。

上項でも解説しましたが直射日光に当てるとひび割れが生じるので、干すときには太陽の光が当たらない風通しの良い場所を選んでください。

珪藻土バスマットの水分を除去するためには半日~1日干すのがおすすめです。ただし、大きめの珪藻土バスマットの場合は数日かかることもあると覚えておきましょう。

やすりをかけて汚れを落とす

珪藻土バスマットは長期間の使用で表面の穴に汚れがたまります。穴が詰まると水の吸収を妨げてしまうことにつながってしまいます。

穴の汚れは陰干しでは落とせないのでやすりがけがおすすめです。ムラががないように丁寧にやすりをかけ、削り終わったら乾いたタオルで汚れを落としましょう。穴にたまったホコリは、掃除機で取り除いてください。

洗濯機の使用はNG

通常のバスマットと同じように洗濯機で汚れを落とそうという方もいますが、珪藻土バスマットは洗濯機の使用がNGです。洗濯機に入れると珪藻土バスマットが割れるだけでなく、洗濯機に傷が付く可能性もあります。

寿命を迎えた珪藻土バスマットは再利用できる

陰干しややすりかけをしたものの、長期間の使用によって吸水力が落ちることもあります。古くなった珪藻土バスマットは、各市町村のルールに従って処理しましょう。

珪藻土は水気だけでなく、湿気を吸う効果もあります。そのため、トイレ、押し入れ、靴箱やペットのトイレなどに珪藻土バスマットを置けば、脱臭や除湿効果も期待できます。再利用するときは、前もって使いやすいように細かく砕いておくのがおすすめです。

珪藻土バスマットを買い替えるときに役立つヒント

新しく珪藻土バスマットを買い替えるときには、以下の2つのポイントに意識するのが良いでしょう。

値段によって機能性が異なる

珪藻土バスマットは1,000円から1万円と価格幅が広めです。値段の安い珪藻土バスマットは吸水力や脱臭力で劣っていることもあります。そのため、価格の安いバスマットを購入するときは、口コミなどを参考にすると良いでしょう。

外国産は要注意

珪藻土バスマットには国産と外国産がありますが、おすすめは国産です。中国産などの外国産の珪藻土バスマットの中には、二酸化ケイ素の他に有害な物質が含まれていることもあります。外国製の全ての珪藻土バスマットに有害な物質が含まれているのではありませんが、安全性を考えるなら日本製が良いでしょう。

置き場所を決めてから購入する

珪藻土バスマットは軽い衝撃でひび割れが生じることもあります。そのため、購入の際には置く場所のサイズをチェックしておくと良いでしょう。

まとめ

珪藻土バスマットは足元の水気を拭き取れる便利な商品ですが、メンテナンスを怠ると吸水力が弱まりがちです。陰干しをする、やすりをかけるといった方法で定期的に手入れをして、珪藻土バスマットを長持ちさせましょう。使用後の珪藻土バスマットをトイレや押し入れなどに置けば、脱臭剤の代わりとして利用できることも覚えておいてください。