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ライト・照明を長持ちさせるためのお手入れ方法

ある日突然家の照明が切れてしまい、真っ暗な中作業をしなくてはならなくなったといった経験のある方も多いのではないでしょうか。ライト・照明は消耗品ですが、できれば長く使い続けたいもの。実は、ライト・照明は正しくお手入れをすることで長持ちさせることができるのです。そこで今回は、ライト・照明を長持ちさせることができるお手入れ方法を紹介していきます。

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ライト・照明のお手入れが大切な理由

ライト・照明はなぜお手入れをする必要があるのでしょうか。それは、お手入れをしないと照明の寿命が縮まる、電気の効率が下がるなどの問題が発生するからです。

照明を1年間掃除しないと明るさは約20%低下してしまうと言われています。汚れが付きやすいキッチンなどの照明はより効率が下がりやすく、実に約40%低下することも。
(参考:村内ファニチャーアクセス)

ライト・照明を正しくこまめにお手入れすることにより長持ちさせられるだけでなく、省エネと節約につながるというわけなのです。

電球のお手入れ方法

それでは具体的なライト・照明のお手入れ方法を見ていきましょう。まずは電球のお手入れ方法を解説していきます。電球は使っていると熱を持っているので火傷に注意しながら、慎重に掃除していきましょう。電球をお手入れする際の手順は次の通りです。

  1. 照明器具から電球を取り外す
  2. 電球の表面を柔らかい布で傷つけないよう優しく拭く
  3. 汚れがひどい場合はよく絞った布で水拭きした後、乾拭きする
  4. 水分が残っていないことを確認したら照明器具に再度取り付ける

蛍光灯も電球と同様の方法でお手入れすれば問題ありません。

ランプシェードのお手入れ方法

続いては、ランプシェードのお手入れ方法について紹介していきます。ランプシェードは使われている素材に合わせて、適切なお手入れをすることが大切です。

シーリングライトのシェード(アクリル製)

一般的なシーリングライトのシェードはアクリル製。次の手順でお手入れするようにしましょう。

  1. シェードを取り外し、中に溜まったホコリや虫の死骸を捨てる
  2. よく絞った布で水拭き、または水洗いをする(汚れがひどい場合は中性洗剤で洗う)
  3. 洗った後はしっかり乾かす
  4. 水分が残っていないことを確認したら取り付ける

ガラス製のランプシェード

ペンダントライトで用いられることが多いガラス製のランプシェード。透明で汚れが目立ちやすく、汚れると照明効率が大きく下がってしまいます。取り外しができるシェードであれば、上のシーリングライトのシェードと同じ方法でお手入れ可能。取り外すことができないガラス製のランプシェードは、次の手順でお手入れするのがおすすめです。

  1. はたきや柔らかい布を使って、シェードの上に溜まったホコリを落とす
  2. よく絞った布で水拭きする(汚れがひどい場合は布に中性洗剤を染み込ませて拭く)
  3. 中性洗剤を使った場合には、再度水拭きをする
  4. 最後に乾拭きをして水分を完全に拭き取る

金属製のランプシェード

ペンダントライトやスポットライトなどで幅広く用いられるのが金属製のランプシェードです。水分を放っておくとサビの原因となるため、とにかく水分を残さないことがポイント。

  1. はたきや柔らかい布を使って、シェードの表面に付いたホコリを落とす
  2. 乾いた布もしくはよく絞った布で表面を拭き取る(メッキしている製品などは水拭きしない)
  3. 水拭きをした場合には乾拭きをして、水分をしっかりと取り除く
  4. 表面に水分が残っていないことを確認したら再度取り付ける

ライト・照明のお手入れにおける注意点とは

ここまで電球とランプシェードのお手入れ方法について解説してきましたが、お手入れをするにあたって意識しておきたい注意点があります。主な注意点をまとめて紹介していきます。

必ず消灯した状態でお手入れする

照明は電気器具ですから、点灯した状態で電球やシェードに触れてしまうと感電の恐れがあります。ホコリや水分が接続部に付けば、ショートや発火の原因になる可能性もあり危険です。ライト・照明のお手入れは、必ず電気を消した状態で行うようにしましょう。

水分が残らないようにする

電球のソケット部分は電気が通りますから、掃除の際に水分を十分に拭き取ることが大切。また、中性洗剤を使用した場合には、水拭き・乾拭きで洗剤を落としてから取り付けましょう。

電球が熱くなっていることもあるので注意する

白熱電球や蛍光灯は点灯していると発熱して熱くなります。消灯してからすぐ電球を触ると火傷してしまう危険性も。電球をお手入れする際は、消灯してから少し時間を置いて取り外すのがおすすめです。LED電球は比較的熱くなりにくいですが、念のため熱くなっていないか確認してから作業するようにしましょう。

まとめ

ライト・照明は点灯していれば特に問題ないと考え、特にお手入れをしていないという方が多いかもしれません。しかし、長持ちさせるためには定期的なお手入れが不可欠です。今回紹介した電球やランプシェードのお手入れ方法を参考に、部屋のライト・照明をお手入れしてみてはいかがでしょうか。

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