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「エポキシ樹脂塗料(えぽきしじゅしとりょう)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集

誰でもわかるリノベ用語集475

■エポキシ樹脂塗料(えぽきしじゅしとりょう)

「エポキシ樹脂塗料)」は、「えぽきしじゅしとりょう」と読みます。「エポキシ樹脂塗料」とは、エポキシ基を有した樹脂から作られた塗料のことです。

エポキシとは、一分子内に二個以上のエポキシ基をもつ高分子化合物、またはエポキシ基の開環反応により生成される合成樹脂のことです。一般的なエポキシ樹脂は、粘りのある液体や固体の状態です。

エポキシ樹脂塗装で使われているエポキシ樹脂の特徴は、密着性の高さです。塗装で使用される樹脂として、メラミン樹脂やアクリル樹脂がありますが、他の樹脂と比較しても密着性は高く、粉体塗装においても密着性の高さを維持できます。

加えて、防食性や接着性にも優れており、サビが発生しやすい場所にエポキシ樹脂塗装が使われます。例えば、日本ではひさしを据え付けている住宅が多くありますが、エポキシ樹脂塗装を使用するとサビが発生しにくくなるでしょう。外壁や屋根などのサビが起こりやすい場所に使用するのがおすすめです。

一方で、エポキシ樹脂塗装には紫外線に弱いというデメリットがあります。紫外線は、人体に良くないことでも知られていますが、建物については色あせや塗膜の破壊などの影響を与えます。場合によっては、雨漏りなどへのトラブルを引き起こします。そのため、エポキシ樹脂塗装を使用する際には、紫外線に強いトップコートを塗装する必要があります。

エポキシ樹脂塗装には、常温硬化型や焼付硬化型、常温反応硬化型などがあり、状況によって使い分けるのがよいでしょう。

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