「自宅に大きな土間空間を作りたいものの、どこに設置したらよいのかわからない」、「土間空間のリフォームには興味があるものの、どのようなメリットがあるのかわからないので知っておきたい」という方がおられます。
土間と聞くと、古い住宅をイメージする方もおられますが、土間を設置することで、家の使い勝手がよくなることもあります。
そこで今回は、土間リフォームのメリットや、おすすめの設置場所についてまとめました。
土間リフォームをお考えの方は、ぜひこの記事を役立ててください。
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土間とは
屋内でも土足で歩けるスペースのことを土間といいます。日本では、靴を脱いで家の中に入る習慣がありますが、土間を設置することで、靴を履いたまま作業をしたり、くつろいだりすることが可能になります。
土間リフォームのメリット
土間を設置するメリットとして以下の3つがあります。
庭と屋内をつなぐ場所として利用できる
ガーデニングをされる方は、作業後の清掃場所として土間を利用できます。また、子どものいる家族の方は、ベビーカーや自転車などの屋内での保管が可能です。
加えて、自宅でのバーベキューを定期的に行う方は、土間を食材の保存や調理道具を置く場所として利用できます。土間を設置することで、庭と屋内をつなぐ場所として多目的に利用できるでしょう。
汚れてもよい場所として活用できる
フローリングや畳などの床の場合、汚れることに抵抗を感じる方もいることでしょう。しかし、土間があれば、汚れてもよい場所として活用できます。
雨の日には、ぬれた傘を保管する場所として利用できます。また、ゴミを保管しておく場所として利用できるでしょう。アウトドアの趣味をお持ちの方は、道具を保管できます。
日本は地震や台風などの自然災害が発生しやすい国ですが、土間に防災道具を置いておくことで、素早い避難にもつながります。
ペットの生活環境を改善できる
土間を設置することで、犬などのペットの生活環境を改善できます。フローリングなどの床は滑りやすく、足腰に大きな負担がかかります。土間を設置することで、ドッグランの場所としても活用できるでしょう。
また、土間の床はコンクリートやモルタルで作られているので、ほかの部屋よりも涼しいというメリットがあります。夏の暑さが苦手なペットについては、涼める場所として利用できます。
おすすめの土間の設置場所
土間のリフォームを検討されている方の中には、「どこに土間を設置すると使い勝手がよいのだろう」と悩んでいませんか。ここでは、土間のおすすめの設置場所を4つ紹介します。
玄関に設置する
自転車やベビーカーを利用している場合は、玄関がおすすめです。土間にしまっておくことができるので、外観をきれいに保てます。
また、車いすを利用する場合、土間をスロープ化すると玄関と廊下の段差を解消できるので、家の中に上がりやすくなるでしょう。
リビングに設置する
土間を多目的の場所として利用されたい方については、リビングがおすすめです。子どもの遊び場としても、目が行き届きます。夏場などでは、土間で食事を楽しむこともできるでしょう。家族のライフスタイルに合わせて利用できます。
キッチンに設置する
日本では、古くから台所に土間を設置していました。現代でも、キッチンに土間を置くことで利便性が向上します。
例えば、野菜を洗う場所として、土間を利用することで室内への汚れを防げます。また、天ぷらなどの調理を土間で行うことで、キッチンの油汚れを最小限に抑えられるでしょう。加えて、ごみの保管場所として利用できます。
玄関からガレージにつなげる
駐車場のある住宅の場合は、玄関からガレージを土間でつなげるのがおすすめです。アウトドアグッズや買い物帰りの荷物の出し入れがしやすいでしょう。
土間リフォームの相場
土間リフォームの費用は、設置したい場所や広さによって変わります。加えて、依頼するリフォーム業者によっても提示する金額は異なるので注意しましょう。
土間リフォーム費用の相場の目安は、3畳のスペースで30万円ほどです。土間に床暖房や収納スペースを設置する場合には、追加費用がかかることもあります。事前に業者に確認しておきましょう。
業者に依頼するときには土間の間取りにも注意する
土間リフォームを行うときには、広さや間取りについてしっかりと業者と話し合っておくのが重要です。特に、アウトドアグッズや自転車などを土間に保管する場合には、出し入れのしやすさも確認しておきましょう。
まとめ
土間とは屋内でも土足で歩けるスペースのことです。土間のリフォームには汚れてもよい場所として活用できる、ペットの生活環境を改善できるといったメリットがあるのでおすすめです。
設置する場所や広さによっても異なりますが、土間リフォームを行う場合には3畳のスペースで30万円ほどの費用です。ただし、床暖房などを設置する場合には追加費用がかかります。あらかじめ、業者と確認しておくことをおすすめします。
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