DIYのメリットのひとつはコストが材料費だけで済むこと。既製品を購入するときよりも費用を抑えられることがまず挙げられます。書斎やワークスペースを作るときにも、DIYを活用すれば限られた予算でも自分好みの空間に変えられるでしょう。
この記事では、DIYでの書斎・ワークスペースの作り方について詳しく解説しますので、DIYに興味のある方は参考にしてください。
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DIYで役立つおすすめの工具
書斎やワークスペースをDIYで作るとき、いきなり板などの材料を購入する方も見かけます。しかし、スムーズにDIYを行うには、まずはじめに工具をそろえておきましょう。ここでは、DIYで役立つ3つの工具を紹介します。
電動ドライバー
ネジ穴を作ったりネジを締めたりするときに使う工具です。力を使わずにネジの調整ができるため、初心者にもおすすめです。
電動ドライバーにはコード式と充電式がありますが、使いやすさで選ぶなら取り回しのよい充電式がよいでしょう。ただし、充電式の方が価格が高いので、できるだけ費用を抑えたい方にはコード式をご検討ください。
丸ノコ
丸ノコとは円形の刃がついた電動ノコギリのことです。木材を簡単に裁断できるため、作業時間を短縮できるというメリットもあります。
丸ノコを購入するときには、サイズにも注意しましょう。DIYで使用する場合は、厚みのある木材を裁断する機会は少ないので、コンパクトなサイズがおすすめです。
水平器
天板を設置するときには、水平器を使うのがよいでしょう。天板の傾きをチェックできるため、美しい仕上がりを期待できます。
水平器には液体のカプセルが付いたシンプルなタイプと、精密に測定できるデジタル式のタイプがあります。DIYで使用する場合は、費用のかからないシンプルなタイプがおすすめです。
DIYで書斎やワークスペース作りに挑戦
書斎やワークスペースに必要なアイテムとしてデスク、イス、収納棚などがあります。ここでは、それぞれの作り方を詳しく解説します。DIYをする際の参考にしてください。
デスクの作り方
デスクを作る際には、はじめに設計図を作りましょう。天板の大きさ、脚の長さ、必要なネジやビスをあらかじめ決めておきます。設計図が完成したら、ホームセンターなどで資材をそろえましょう。
デスクをDIYで作るときには、天板選びは慎重にしたいものです。安定したデスクを作るには厚みのある天板がおすすめですが、材料費を抑えるなら厚みのない天板がよいでしょう。パソコンやモニターを設置しても、たわみのない天板がおすすめです。
デスクを作るときの流れは以下の通りです。
・脚を設置する位置を決める
・ドリルを使ってビス穴を開ける
・天板と脚をつなげる
デスクを美しく仕上げたい方は、天板を組み立てる前にサンドペーパーをかけたり、オイルステイン塗装をしたりするとよいでしょう。オイルステイン塗装を施せば、ツヤのある木目も作れます。
イスの作り方
イスを作るときも、はじめに設計図を用意しておけば必要な材料も具体的に分かるので、おすすめです。木材を使ってイスを作る場合、前脚、後脚、背板、幕板、座面などの部材が必要です。また、安定したイスを作るために、脚と脚とをつなぐ貫(ぬき)と呼ばれる部材も購入しましょう。
イスを作るときの流れは以下のとおりです。
・フレームを組み立てる
・ビス穴を開けてからフレームを固定する
・座面を固定したら完成
おしゃれに仕上げたいならば、ニスを塗るのもおすすめです。サンドペーパーで磨いてから、耐水性のニスを塗りましょう。
収納棚の作り方
大切な書類やお気に入りの本を整理するには、収納棚も欠かせません。板やビスなどの基本的な部材がそろっていれば、比較的簡単に作れるので、チャレンジしてみましょう。
収納棚を作る際には、はじめにタイプを決めてから取り掛かりましょう。収納棚には壁に固定するタイプと、床に据え置くタイプの2種類があります。床に据え置くタイプでも、キャスターを取り付ければ楽に移動させられます。目的や用途に合わせて収納棚のデザインを決めることは、納得いく仕上がりへの近道と言われます。
収納棚には骨組み構造と、板組み構造の2種類の構造があります。板組み構造の場合は板のみを使用しますが、骨組み構造の場合には柱も必要です。
収納棚を作るときに必要な部材は、棚板、柱、棚を固定するビスです。DIYの経験が少ない方は、カラーボックスを活用するのもおすすめです。DIYで組み立てる部分が減るため、簡単に収納棚を作れます。
壁に固定する収納棚を作るときでも、必要な部材は変わりません。棚板、柱、ビスに加えて壁に固定するためのディアウォールを用意しましょう。
まとめ
DIYでは、まずはじめに工具などのツールを用意しましょう。書斎・ワークスペース作りでは、電動ドライバー、丸ノコ、水平器などがあれば、作業もスムーズにはかどります。
デスク、イス、収納棚をDIYで作るときには、あらかじめ設計図を用意しておくのがおすすめです。また、サンドペーパー、ニスなどを使えば、美しい仕上がりも期待できます。
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