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仕事や趣味がはかどる!書斎・ワークスペース用に選びたい本棚とは。

快適な書斎やワークスペース作りには、棚の選び方が重要と言われます。仕事で使用する大切な書類やリラックスしたいときに読む本などを収納するため、使いやすさを意識しましょう。

そこで今回の記事では、本棚の選び方や設置方法について詳しく解説します。書斎やワークスペースの設置をお考えの方は、この記事を参考にしてください。

 

本棚の基本的な選び方

書斎と聞くとデスクに大きな本棚を設置するイメージを持つ方も多いですが、手持ちの本の数や収納したい書類の量に合わせて選ぶのが大切と覚えておきましょう。ここでは、本棚の基本的な選び方を3つのポイントに分けて、詳しく解説します。

大きさを決める

ベッドなどの家具は大きさが決まっており、使用目的や体型に合わせて好みのタイプを選択できます。一方で、本棚については製品によって高さ、幅、奥行きが異なるので慎重に選ぶ必要があるでしょう。

書斎のスペースに対して大きすぎる本棚を置いてしまうと、圧迫感も出てしまいます。一方で、小さすぎる本棚を取り付けると、全ての本や書類が片付けられず、散らかりやすくなることもあり得ます。

また、本棚の形状によってはデッドスペースを生み出すおそれもあるため、本棚を購入する際には、前もって適切な収納量を把握しておきましょう。

サイズを決める

本にはサイズがあり、通常の文庫本は105mm×148mm、新書は103mm×182mm、ビジネス書は148mm×210mm、週刊誌や雑誌などは182mm×257mmです。

文庫本やマンガなどを収納する場合、奥行きのある本棚だと使いづらいため、奥行のないタイプやスライド式の本棚がよいでしょう。本棚の中には、上段と下段で奥行きが異なるタイプもあります。所有している本のサイズを把握してから、好みの本棚を探すのが失敗の少ない手順とされます。

(参考:ATLANTE「本のサイズ(判型)9選…四六判、B6判、A5判などを紹介」)

デザインや色を決める

本棚のデザインや色によって、書斎やワークスペースの雰囲気も変わります。見せる収納にしたい場合には、マガジンラックを活用しましょう。デスクと同じ色で統一すると、落ち着きのある雰囲気の書斎も作れます。

既製品かDIYかを決める

本棚を設置する際には、既製品を購入するのか、DIYで製作するのかをまず決めましょう。既製品は手間がかからないというメリットもありますが、デスクやイスに合う物を見つけるのが意外とたいへんというデメリットもあります。一方で、DIYは手間と時間がかかりますが、自分好みの本棚を取り付けられるという点がメリットのひとつとして挙げられます。それぞれのメリットを比較してから、決めるとよいでしょう。

また、既製品には、完成品と組立品の2種類があります。完成品はすぐに使用できるというメリットがありますが、部屋の形状によっては搬入が難しいこともあります。本棚のサイズを確認してから購入するのがおすすめです。

本棚のタイプ

本棚には大きく分けて5つのタイプがあります。ここでは、それぞれの特徴を詳しく解説します。

オープンタイプ

オープンタイプとは扉の付いていない本棚のことです。マンガなどの単行本を収納する場合、オープンタイプの本棚にシリーズで揃えて並べると、見せる収納にもなるでしょう。

扉付きタイプ

扉付きタイプの本棚なら、ホコリや日の光による劣化も防げます。お気に入りの本や、仕事で使用する書類などをしまう方におすすめです。扉付きの本棚には、木製やガラス製などのタイプがあります。書斎の雰囲気や使いやすさを考えて選ぶのがよいでしょう。

スライド式タイプ

スライド式タイプには、キャスター式とレール式の2種類のタイプがあります。キャスター式は、出し入れがしやすく簡単に移動できることが特徴的です。一方でレール式には、文庫本や単行本の収納に向いているという特徴もあります。

ディスプレイ式タイプ

ディスプレイ式タイプとは、フラップ扉を取り付けた本棚のことです。お気に入りの雑誌を飾ることができるため、見せる収納に向いています。また、フラップ扉の中にも本を収納できるため、生活感をできるだけ出したくない方におすすめです。

回転式タイプ

360°の回転が可能な本棚のことです。場所を選ばずに本を取り出せるため、収納場所に困らないという特徴もあります。ただし、他のタイプに比べると収納量が少ないため、さまざまなサイズの本を収納したい方には不向きかもしれません。

書斎・ワークスペースの本棚の参考例

ここでは、書斎やワークスペースの本棚の参考例を紹介します。おしゃれで機能性のある書斎やワークスペースを作るときのヒントにしてください。

壁紙を統一しておしゃれな空間に変える

1つ目はデスクの脇と背面に本棚を設置した参考例です。壁紙を同じ模様で統一しており、スタイリッシュな空間になっています。本棚はシンプルなオープンタイプですが、サイズが大きいため、小物を置く場所としても活用できます。

オープンタイプと扉付きのタイプを組み合わせる

2つ目は階段下に書斎を設置した参考例です。デスクの横と上部に大きな本棚を設置しており、作業中でも取り出しやすいように設計されています。オープンタイプの本棚ですが、扉を付けている部分もあり、大切な本や書類については隠す収納も可能です。白とブラウンで統一したことで爽やかな印象が強まり、木の温もりも感じさせます。

まとめ

書斎やワークスペースの本棚を選ぶときには、はじめに大きさ、サイズ、デザインや色を決めましょう。さらに、既製品かDIYによる製作かを決めます。本棚にはオープン式や扉付きなど、さまざまなタイプがあります。使いやすさを考えながら、好みのタイプを選択するのがおすすめです。