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小さな変化も大きな変化も。クローゼットのリフォームはこんなにも便利

小さな変化も大きな変化も。クローゼットのリフォームはこんなにも便利

家族が増える、共働きになる、進学や就職で必要なものが増えるなど、ライフスタイルが変わると収納がもっと必要になることも。その中で思ったより収納が少ない、部屋の構造上扉が開閉しづらいといった造り付けのクローゼットに対する不満も出てくる可能性があります。こういったクローゼットに対する不満にはどう対処すべきなのでしょうか。

クローゼットの不満とは?

小さな変化も大きな変化も。クローゼットのリフォームはこんなにも便利

造り付けクローゼットは便利ですが、生活していく上でちょっとした不満があったり、収納自体が足りなくなったり、「ここを変えたらもっと使いやすくなるのに」というモヤモヤが起こってくることがあります。

たとえば、扉の開け閉めがしにくい、ハンガーラックが足りない、物が多くなってきてクローゼットそのものを増やしたいなど、どこの家庭でも一度は感じたことがあるのではないでしょうか。それ以外にも日本には湿度が高い梅雨があり、クローゼットは湿気が篭るためにカビも心配ですね。

これらの不満は生活スタイルが大きく変わる時こそ爆発しがち。そういうときに考えるのがクローゼットのリフォームです。小さなリフォームから、収納を増やすリフォームまで段階的に調べてみました。

小さな悩みを解決へ導くプチリフォーム

小さな変化も大きな変化も。クローゼットのリフォームはこんなにも便利

たとえば棚が足りない、ハンガーラックが足りないなどの小さな悩みにはDIYでも可能なリフォームがおススメです。ハンガーラックを足してみる、棚板を増やして整理しやすくしてみる、など小さな工夫で解決することもあります。

また、扉の開閉に対する不満もありますね。特にマンションのクローゼットは折れ戸のものが多く、クローゼットを全開して中のものの出し入れがしやすくなっている分、開けた扉の分のスペースの確保が必要になってきます。狭い部屋だとそのスペースが導線の邪魔をして、家具の配置に影響を与えることもあります。

そんなときは思い切って扉を外してロールスクリーンにしてしまうのも手です。クローゼットの内側に取り付ければロールスクリーンの出っ張りも見えなくなり、よりすっきりと取り付けることができます。小さな不満に対応できるプチリフォームは、ホームセンターや100円ショップで材料を買って低コストで行うことができるので、チャレンジしやすいですね。

忘れがちな湿気対策にのリフォーム術

部屋の使用頻度や位置にもよりますが、やはり基本的に扉が閉じているクローゼットの中は湿気が篭りやすいもの。日本は梅雨があり湿度が高くなりがちです。衣類を入れたり、思い出のアルバムや貴重な書類をしまっておくスペースにしている場合は、その湿度の高さによってカビが発生しないか気になります。

そしてカビは高温多湿の場所を好み、現代の気密性の高い家では梅雨の時期だけでなく年中カビの脅威にさらされていると言っても過言ではありません。クローゼットのカビ対策のリフォームは、手軽にすぐ行える壁紙の変更が有効な一手になります。

株式会社サンゲツの壁紙「リザーブ」には湿気対策に最適な吸放湿壁紙、通気性壁紙、珪藻土壁紙がラインナップされています。

 ・参考サイト:株式会社サンゲツ「2018-2020 リザーブ1000

またクローゼットの建材の一部を調湿建材に変えるのもカビ対策になります。代表的なエコカラット(https://www.ecocarat.jp/features/、株式会社LIXIL)の調湿建材をクローゼットの壁に貼るだけでも効果が期待できます。

これらの湿度対策にプラスして除湿剤を併用するとさらに安心ですね。

大掛かりなリフォームも時には必要

小さな変化も大きな変化も。クローゼットのリフォームはこんなにも便利

生活スタイルの変化によって使わない部屋や押入れができたときは、クローゼットに作り替えてみるもの一つの手です。押入れをクローゼットにするには、中の仕切りを外して大きな一つの空間に作り替えたり、ハンガーパイプや枕棚を作りつけて収納しやすくする方法があります。もともと押入れは奥行きがしっかりとあるので、見た目よりもずっと収納スペースが増えることになります。

押入れから折戸のクローゼットにリフォームするのには15万円から、押入れからウォークインクローゼットへのリフォームは35万円からと、コストはかかるけれど、大掛かりな分収納も大きく増やすことができます。マンションでは部屋の数が決まっている分、押入れを有効活用しましょう。

また、使用していない部屋があれば思い切って棚やハンガーラックを増やしウォークインクローゼットとして使用することも可能です。一軒家なら増築という方法でウォークインクローゼットを増やすことができますが、マンションの場合は使っていない部屋をウォークインクローゼットへ変更という形のリフォームになります。

費用は和室で75万円から、洋室では30万円からが相場になります。コストはかかりますが、大きなものをしまいこめるようになったり、服の出し入れがしやすくなったりとウォークインクローゼットならではのメリットもたくさんあります。

まとめ

ライフスタイルが変わるとものが増えて収納にも工夫が必要になることもあります。すこしの工夫から思い切ったリフォームまで選択肢は思っているよりもたくさんあります。リフォームの際には壁紙にもこだわるとより快適なクローゼットになりそうですね。