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フローリングのベタつきの原因は3つ!それぞれの対処法をご紹介

フローリングを歩いていて、なんとなく足の裏に張り付く感じがすることはありませんか。フローリングはいくつかの要因でベタつくことがあります。掃除をしてもベタつきが繰り返されるなら、掃除の方法があっていないのかもしれません。

ここでは、まずフローリングのベタつく3つの原因を説明し、その後、それぞれの原因に合わせた対処法についてお話ししていきます。

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フローリングのベタつきの原因は?

フローリングがベタつく原因で大きなものは、「油分」「湿気」「ワックスの劣化」の3つだと言われています。それぞれ詳しく見ていきましょう。

油分

フローリングの表面に油分が付くと、ベタつきの原因になります。料理中の油ハネや霧状になって煙に含まれる油分、人の体から出る汗などの皮脂。こういった油の仲間はベタつきの原因になりやすいです。

湿気

空気中の湿気もフローリングのベタつきの原因になります。複合フローリングに限らず、他の床材でもフローリング風フロアタイル、クッションフロアなどは、無垢材フローリングに比べてベタつきやすいと言われています。

ワックスの劣化

フローリング表面のワックスの劣化もベタつきの原因になります。もしワックスが劣化しているなら、ワックスをかけ直す必要がありそうです。

油分が原因のフローリングのベタつき対策

料理中の油は細かい粒上になって空気中を拡散していきますから、それをおさえるのはなかなか難しいものがあります。皮脂については、スリッパやソックスを履いて過ごすという方法で防ぐことは可能かもしれませんが、夏場などにはストレスになりかねません。

やはりしっかりを掃除をすることが、ベタつき解消の分かりやすい対策といえるでしょう。油汚れの正しい掃除方法を知って、サラサラで気持ちよいフローリングを目指しましょう。

住宅用洗剤で拭き掃除

市販されている住宅用洗剤を使います。まず洗剤を雑巾につけ、その雑巾でベタつく箇所を拭き掃除すれば、たいていの油分は落ちるでしょう。

注意したいのは住宅用洗剤を、直接、フローリングにスプレーしたりたらしたりすること。フローリングは水分に弱いので、シミの原因になることが考えられます。

住宅用洗剤が手元にない場合は、食器用洗剤を薄めた水を使うことで代用できます。油汚れを落とした後は、水拭きとから拭きで仕上げておくと安心です。

重曹スプレーで拭き掃除

住宅用洗剤や食器用洗剤で掃除したのに、今一つスッキリしないと感じることはありませんか。そういう場合には重曹スプレーを試してみてください。洗剤の効き目が今一つの原因は、それらの多くが中性だからかもしれません。対して重曹はアルカリ性ですから、酸性の油分を分解するのに効果があるとされています。

小さな子どもやペットがいるから、洗剤はあまり使いたくないというケースにも、天然成分の重曹スプレーはおすすめです。

重曹水の作り方は、ぬるま湯100mlに小さじ1杯の割合で重曹を溶かすだけ。空のスプレーボトルに入れたら重曹スプレーが完成しますから、ベタつきが気になるところに使いましょう。5〜10分ほどそのままにしておくと、汚れが分解されますから雑巾で拭き取り、水拭きとから拭きで仕上げてください。

注意するのは濃度が高い重曹水を使わないことと、仕上げの拭き掃除は念入りにすること。重曹がフローリングに残ってしまうと、跡が白く残ったり、フローリングを傷めたりする原因になります。

参考:R.STYLE(リンナイスタイル)「重曹掃除の基本と応用~プロに教わるナチュラル掃除 ~」

湿気が原因のフローリングのベタつき対策

梅雨時など湿気が高いときにはフローリングの床はどうしてもベタついてしまうものです。原因は床材の表面に湿気が集まってしまうから。部屋の湿度が高くなっているタイミングで、フローリングにちりやほこりが落ちていると、水分を吸着してしまうのです。

床を乾拭きして汚れや水分を取り除くだけでも、ベタつきを軽減することが期待できます。また、お部屋の湿度を下げるために、部屋の2か所以上を開放して換気をしたり、エアコンのドライ運転をかけたりすることも効果的です。

無垢フローリングのメリット

ベタつきにくい床材に変えるという方法もあります。天然の木材の一枚板を敷き詰める無垢フローリングなら湿気の多い時期もより快適に過ごせるとされています。というのも、湿気が多ければ水分を吸収し、少なければ放出する調湿効果が無垢フローリングの大きな特徴の一つだからです。

特に、天然の塗料やワックスで仕上げられているものは、木材の表面を膜で覆わないので調湿効果を発揮しやすく、おススメです。梅雨時でもサラッとした、心地よい肌触りを保ってくれるでしょう。

他にも冬場でもヒヤッとした感触が少ない、天然の素材だから小さな子どもにも安心、年を経るごとに味わいが出るなど、無垢フローリングには数多くのメリットがあります。リノベーションやリフォームタイミングに検討してみてはいかがでしょうか。

無垢フローリングのデメリット

無垢フローリングは天然の木材なので、複合フローリングや塩ビ素材の床材と比べて、お手入れや取扱に気を使うところがあるのも事実です。曲がりや割れ、反りが発生するかもしれない、板と板の間のすき間が気になる、キズやシミが付きやすい、などなど。

無垢フローリングにはメリットが数多くある一方で、デメリットもありますので、リフォーム前にはデメリットも頭に入れておきましょう。

ワックスの劣化が原因のフローリングのベタつき対策

ワックスをかけてしばらくたつと、表面の塗膜が次第に劣化してベタつきの原因となります。基本的には、定期的に重ね塗りをすることで、ベタつきを抑えることができます。

ワックスを塗り重ねしてもベタつきが繰り返す場合には、古いワックスを一旦はがした後にもう一度かけなおすという、ワックスはがしを試してみてもかもしれません。ただ、ワックスはがしはなかなかの大仕事になりますから、プロの手を借りるのもよいかもしれません。

まとめ

フローリングがベタつく原因は、大きく「油分」「湿気」「ワックスの劣化」の3つが考えられます。油分には適切な掃除、ワックスの劣化には再塗布といった対処法をご紹介しました。

湿気が原因の場合には、無垢フローリングに交換して根本的に改善するという選択肢もあります。コストはかかりますが、ベタつきを抑えて触り心地がアップし、お部屋の湿度も適度に保ってくれます。

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