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「逆線引き(ぎゃくせんびき)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集

誰でもわかるリノベ用語集653

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■逆線引き(ぎゃくせんびき)

「逆線引き」とは「ぎゃくせんびき」と読みます。誤った読み方として「さかせんびき」と言われることがありますが、正しくありません。

「逆線引き」とは、都市計画の区域区分において市街化区域から市街化調整区域への変更のことです。市街化区域ではあるものの農地が多く残っており、土地開発によって市街地の環境の悪化が考えられるときに適用します。逆線引きが行われる背景として、特定市街化区域農地に対しての固定資産税や都市計画税が宅地並みに課税されるなどの事情があります。

住宅を建てるための土地を探していると、市街化区域や市街化調整区域などの言葉を見かけることがあります。市街化区域とは市街化を活性させる区域のことです。主に住宅地や商業施設などがある市街地のことで、新築住宅についても許可を必要としていません。

一方で市街化調整区域とは市街化を抑制する区域のことです。住宅地や商業施設などの建設や建築は認められていません。農地などの市街化を目的としていない利用のみに限られています。市街化調整区域に建物を建設する場合には、一部の場合を除いて都道府県の許可が必要です。

建物の建築に制限が課されている市街化調整区域ですが、メリットもあります。一番のメリットは税金の軽減です。市街化調整区域は土地の評価額が低いので、固定資産税が低く抑えられています。逆線引きによって市街化区域から市街化調整区域になった場合も、土地評価額が下がるために納税額が抑えられるのです。

(参考:at home「逆線引きとは」)

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