フロアタイルの魅力としてまず挙げられるのは、優れた性能とお手入れのしやすさです。既存の床からフロアタイルに張り替えたいという方もいるのではないでしょうか。
張り替えをする際に気になることは費用とおっしゃる方も多いようです。そこで今回の記事では、フロアタイルの張り替えでかかる費用の相場について詳しくまとめました。費用を抑える3つのコツについても解説していますので、床の張り替えをお考えの方は参考にしてください。
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フロアタイルの魅力
フロアタイルは塩化ビニールの床材です。無垢フローリングや大理石などの素材と比較した場合、本物に近い模造品とも言えるでしょう。しかし、フロアタイルには木目柄や石目柄などの種類もあり、近ごろでは、本物と間違うほどのリアルな作りの物も増えています。
フロアタイルの魅力のひとつは優れた性能です。天然素材の無垢フローリングには根強い人気がありますが、水に弱いというデメリットもあり、キッチンや洗面スペースの施工には向いていません。一方で、フロアタイルは耐水性を備えているのでさまざまな部屋で使えます。
さらにもうひとつの魅力はお手入れのしやすさです。フローリングのようなワックス掛けをする必要はありませんし、ピース状になっているので傷や汚れが付着した場合でも容易に交換できます。
フロアタイルの張り替えでかかる費用の相場
はじめにフロアタイルの張り替えでかかる費用を見ていきましょう。業者に依頼する場合には新規張り工法と重ね張り工法の2種類から選択します。
新規張り工法での費用の相場
新規張り工法とは既存の床を剥がしてからフロアタイルを設置する方法のことです。カーペットや畳の場合は重ね張りが難しいので、新規張り工法を用いて施工します。新規張り工法での費用の相場は以下の通りです。
重ね張り工法での費用の相場
重ね張り工法とは既存の床を残したままフロアタイルを設置する方法のことです。カーペットや畳については対応していませんが、フローリングの場合は重ね張り工法での施工も選択できるでしょう。一般的な相場は以下の通りになっています。
注意点として重ね張り工法で施工すると床に厚みが増すこともあります。段差やドア開閉への影響などについて、前もって業者に確認するとよいでしょう。
DIYによる張り替えでの費用の相場
フロアタイルの張り替えには、フローリングや大理石に比べると施工しやすいというメリットもあります。ホームセンターでは施工に必要な材料が販売されているので、DIYによる張り替えも可能です。費用の相場は以下の通りです。
DIYには業者に依頼する場合よりも費用を抑えられるというメリットがありますが、床の状態を適切に把握するのが難しいというデメリットもあります。床の下地が傷んでいる場合には補修が必要で、適切な修繕をするには知識や技術も求められます。DIYでの張り替えに自信がない場合には業者に依頼する方がよいでしょう。
フロアタイルの張り替え費用を抑えるためのコツ
床の張り替えをする際には、施工費用をできるだけ抑えたいと考える方もいるでしょう。張り替え費用を抑えるためのコツは施工方法、事前の準備、見積もりの取り方の3つと言われます。ここでは、それぞれのコツを詳しく解説しますので見ていきましょう。
重ね張り工法を採用する
一般的に新規張り替えよりも、重ね張り工法の方が費用がかからない傾向にあります。重ね張り工法の費用が安いのは、人件費や処分費用がセーブできることが理由として挙げられます。
新規張り替えの場合には、既存の床を剥がさなければならず手間や時間もかかります。加えて、床を処分するための費用もかかり、トータルコストがかさむことになりがちです。
重ね張り工法は既存の床の上から張るので手間がかかりません。費用をできるだけ抑えたい方は重ね張り工法を選択しましょう。
自分たちで家具の移動をする
リビングや寝室の床の張り替えをする際には、前もってテーブルやベッドなどの家具の移動をしておきましょう。業者に依頼すれば家具の移動もしてもらえますが、移動のための費用を追加で取られることもあります。
フロアタイルの張り替えにかかる費用を抑えたい方は、施工日に合わせて家具の移動をしておくのがよいでしょう。ただし、業者によってはサービスでしてもらえる場合もあるので、気になる方は事前に聞いておくのがおすすめです。
相見積もりをする
相見積もりとは複数の業者に見積もりを依頼をして、価格や条件を比較することです。商品を購入する際に複数メーカーの違いを把握しないまま、1つのメーカーだけで判断してしまい、後悔したご経験はありませんか? フロアタイルの張り替えについても、このようなことがないように、複数の業者に見積もりを出してから比較するのがよいでしょう。
相見積もりをする際に価格のみを比較する方もいますが、サービスや条件なども確認しておきましょう。施工日数、使用するフロアタイルのメーカー、廃材の処分など施工に関係する費用の有無などもチェックします。
見積もりの内訳が適当に記載されている場合は、別途費用の発生や施工の質などに関するトラブルが発生する恐れもあります。見積もりの際に信頼の置ける業者であるのかを確認するのも重要です。
まとめ
フロアタイルの張り替え費用は、施工方法によって異なります。業者に依頼する場合には新規張り工法と重ね張り工法の2種類から選択できますが、費用をできるだけ抑えたい方には重ね張り工法がおすすめです。
張り替えの費用を抑えるためのコツは事前の準備と相見積もりです。ベッドやテーブルなどを移動しておけば人件費を抑えられますし、複数の業者から見積もりを依頼すれば価格比較もできます。相見積もりを依頼する際には、サービスや条件なども確認しておくとよいでしょう。
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