洗練された大人のスタイル「シンプルモダン」。「モノトーンでシンプルにすればいいんじゃないの?」と思う方もいると思いますが、それだけではありません。
無彩色のコーディネートや1色のみでもこのスタイルをつくることができます。すっきりとしながら、いかに自然にモダン要素が含まれているかがこのスタイルをつくりあげるポイント。
簡単そうに見えて、実は奥が深いスタイルです。
そこで今回の「キッチンデザインの教科書」では、リノベーションをはじめとする様々なシンプルモダンの事例をご紹介していきます。
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もくじ
キッチンリフォーム 事例1. 無機質をスタイリッシュに変身させた異素材ミックス
どこまでも見渡せる広さを活かしたLDKは、それだけですっきりとした印象です。あえて区分しない空間はそれだけでシンプル。住む人が自由にレイアウトできるのも魅力です。
打ちっぱなしのコンクリート天井とステンレスキッチンがマッチ! そのままでは無骨になりがちですが、無垢材フローリングと白い壁を取り入れたことでスタイリッシュな空間になった事例です。
キッチンリフォーム 事例2. ウォールナット×白のコントラストが肝!
モダンテイストといえばモノトーンのイメージが強いですが、白とウォールナットカラーでも完成します。
木材フローリングなら、コントラストもどこか暖かく柔らかい雰囲気に。シンプルモダンの鉄板・ステンレスのレンジフードがキラリと光るアクセントになっています。
照明をダウンライトにして天井から凹凸を減らし、整然とした空間に仕上げました。
キッチンリフォーム 事例3. スタイリッシュな“陽だまりのキッチン”
十分に採光できる空間は色の対比をはっきりつける必要はありません。
日の光を受けてさらに明るくなる白い壁と天井なら、淡いナチュラルカラーでも陰影が可能。折り上げ天井でクールさを入れつつも、ナチュラルカラーの持つ優しさが空間全体を暖かくしています。
足元が見えるカウンターキッチンで軽やかさを加え、洗練されたキッチンになりました。
キッチンリフォーム 事例4. アイボリー×グレーでナチュラルテイストもイン!
こちらも採光ができる長所を活かし、シンプルモダンな空間に仕上げた事例です。
アイボリーの無垢材フローリングはナチュラルな雰囲気を醸しつつ、全体を明るくする効果があります。日の光と合わさると、開放感溢れる空間に変身! カウンターにも同じく明るいトーンのグレーを取り入れたことで統一感が出ました。
ナチュラルテイストも入ったシンプルモダンのキッチンです。
まとめ
いかがでしたか?モノトーンのイメージが強いですが、白とダークブラウンやウッディカラー・ナチュラルカラー、無彩色コーディネートと、実は色のバリエーションが広いスタイルです。
設備は背の高いものは壁面にしたり最低限に抑えたりして、すっきりとした印象を与えることで洗練された空間になります。
採光や照明の明暗で調整したり、装飾せずに建材そのものの特徴を活かしたりと、それぞれの魅力を発揮させることがこのスタイルの肝ともいえるでしょう。
今回ご紹介した事例を参考に、お気に入りのシンプルモダンスタイルに仕上げてくださいね。
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