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リフォーム事例【キッチンデザインの教科書】2.北欧スタイル

【キッチンデザインの教科書】2.北欧スタイル

 

インテリアで人気な「北欧スタイル」。北欧とはフィンランド・デンマーク・ノルウェー・スウェーデンの4カ国を指しています。北欧は日照時間が短いため、暗く寒い毎日が続くエリア。そんな土地柄がゆえに「自宅では明るく快適に暮らしたい」という想いが強く、明るさと暖かさを感じる空間づくりが生まれました。それが北欧スタイルの原点です。
 
最近ではキッチンにも多く取り入れられています。そこで今回の「キッチンの教科書」では、リノベーションによって北欧スタイルに生まれ変わった事例をご紹介します。

キッチンリフォーム 事例1.  色と照明でメリハリをつけた“ほっ”とできるキッチン

【キッチンデザインの教科書】2.北欧スタイル"

北欧スタイルといえばウッディな雰囲気。白を基調にした空間が木の温もりと、アイスブルーのドアやかわいらしい照明を際立たせてくれます。

キッチン内には暖かみのある木目を部分的に使用し、天井にはダークグレーを採用することでメリハリをつけました。

カウンターキッチンが開放感を与え、ダウンライトの優しい光が柔らかさを演出しています。

キッチンリフォーム 事例2. 家族団欒の場に変身した、北欧ナチュラルテイスト

【キッチンデザインの教科書】2.北欧スタイル"

【キッチンデザインの教科書】2.北欧スタイル"

キッチンの奥行を活かすためにカウンターを壁付けしたことで、コンパクトながらもお子様がお手伝いをしても十分動ける広さを確保しました。

キッチンの横にあるカウンターは、食事の盛り付けはもちろん、料理中のママの近くでお子様が勉強をしたり、片付けを終えたママが家計簿をつけたりすることができる万能テーブル的存在。

タイル調の柱やブルーのドアがアクセントになった北欧ナチュラルテイストに仕上がりました。

キッチンリフォーム 事例3. ビビットカラー&しっかりゾーニングで、カフェ風北欧スタイルに

【キッチンデザインの教科書】2.北欧スタイル"

【キッチンデザインの教科書】2.北欧スタイル"

北欧スタイルでよく使われるのが、ビビッドカラーのポイント使い。鮮やかで暖かみもあるオレンジのデザインアーチが一気に北欧テイストを高め、ナチュラルカラーの空間を彩ってくれます。

キッチンはパイン材でしっかりゾーニング。カフェのようなオシャレな雰囲気と、木材から滲み出るどこか懐かしい感じが見事に融合しています。

収納力抜群のカウンターを採用したので、整理整頓にも困りません。

キッチンリフォーム 事例4. 白×木材×タイルで叶うヴィンテージ風北欧スタイル

【キッチンデザインの教科書】2.北欧スタイル"

【キッチンデザインの教科書】2.北欧スタイル"

十分に採光できるという長所を存分に活かした事例です。

白とナチュラルカラーをベースカラーにして、さらに明るい空間に変身! ウッディなキッチンカウンターと作業台は、ヴィンテージな雰囲気と木の温もりを感じさせます。

カウンターの壁に貼られた長方形のサブウェイタイルは北欧スタイルにぴったり。お手入れがしやすいのも嬉しい点です。キッチンのスポットライトが、こじゃれた印象を与えています。

キッチンリフォーム 事例5. コントラストでナチュラルカラーを引き立たせる上級テク

【キッチンデザインの教科書】2.北欧スタイル"

白い天井と壁、ダークブラウンの床のコントラストが美しいキッチンです。

白いキッチンカウンターが天井と壁に同化し、凹凸のないすっきりした印象に。

そのままでは浮いてしまうナチュラルカラーのウォールキャビネットは、ダイニングセットと色を合わせたことでしっくりと馴染みました。食卓の上のペンダントライトが遊びゴコロを感じさせます。
 

キッチンリフォーム 事例6.  2色でつくる洗練された北欧テイスト

【キッチンデザインの教科書】2.北欧スタイル"

キッチンとダイニングを距離感でゾーニングする手法。あえて仕切りをつくらないことで、ゆったりと開放感ある空間になりました。

色は白とナチュラルカラーの2色のみですが、殺風景にならないのはナチュラルカラーを上手く使っているから。

ダイニングセットとアイランドキッチン・ウォールアートをナチュラルカラーで揃えることで、2色でも室内にメリハリと統一感が出ます。きちんとしながらオシャレな雰囲気もあるキッチンになりました。

まとめ

人気の北欧スタイルも、色の組み合わせや使用する素材でこんなにも異なります。どの色をベースカラーにするかで、大人っぽくもかわいらしくも、ナチュラルにもなるのが北欧スタイルの魅力。

とはいえ、もし何から着手すればいいのかわからなければ「自分がどんな雰囲気の北欧スタイルにしたいのか」を明確にしましょう。

次に、選んだ雰囲気に合う色を決めてみる。そこから北欧スタイルに欠かせない木をどうやって取り入れるか決めていくといいですよ。

カウンターや造作キャビネットに取り入れるのか、それとも家具で取り入れるのか。自分の好きな北欧スタイルの写真を集めて、色使いや木の種類を選んでおくと便利。今回の事例集から、お好みの北欧スタイルが見つかったなら幸いです。
 
他にも、キッチンの建材や照明でオシャレなものを見つけたい方はこちらもチェックしてみてくださいね。

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