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リフォーム事例【キッチンデザインの教科書】6. 事例|面積30~40㎡台|デザインにワザあり!オシャレなキッチン6選

【キッチンデザインの教科書】6. 事例|面積30~40㎡台|デザインにワザあり!オシャレなキッチン6選
キッチンは、リノベーションの中でもこだわることが多く、最も力を注ぐ部分でもあります。

マンションが広いに越したことはありませんが、大切なのは広さだけではありません。
面積30~40㎡台のコンパクトマンションでも、リノベーションならデザイン次第で、アイランドやペニンシュラキッチンなども可能。

そこで今回の「キッチンデザインの教科書」では、マンション面積30~40㎡台、デザインにワザアリのオシャレなキッチン事例をご紹介します。

【40㎡台|マンション面積はコンパクト。でも無駄なくオシャレなキッチン5選!】

【キッチンデザインの教科書】6.

キッチンリフォーム事例【40㎡台①】アイランドキッチンが、48.60㎡で叶う!

【キッチンデザインの教科書】6.

【キッチンデザインの教科書】6.

アイランドキッチンは、その名の通りどこの壁にもつかず、キッチンだけで独立している状態。なので、多くの場合は広いスペースが必要と言われるのです。それが、40㎡台で叶ったという事例。

この事例のポイントは、生活導線とキッチン周りのスペースを共有しているという点にあります。導線上でもあり、キッチン空間でもあるため、キッチンを独立してデザインすることが可能になりました。

 

キッチンリフォーム事例【40㎡台②】高効率の “L字型” でカフェ風キッチンに

【キッチンデザインの教科書】6.

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こちらのL字型キッチンも、奥行きが必要と言われており、その分横幅がコンパクトになるスタイルです。一般的な奥に長いマンションに有効です。

奥行を確保したこのキッチンは、マンション面積40㎡台を感じさせないゆとりがあります。
また、横幅にスペースができたところを通路とし、キッチンと通路の床材に変化をつけることで空間を緩やかに分けています。この無垢材はLDから続き、視覚効果で奥行き感も演出しています。

そして、デザインは無垢材にタイルが効いたカフェ風の仕上がりに。あえて濃淡のあるグレーとすることで抜け感と、レンジフードが馴染んで圧迫感を最小限に抑える役割にもなっています。

キッチンリフォーム事例【40㎡台③】壁付キッチンとカウンターで、46㎡での対面式風キッチンを実現

【キッチンデザインの教科書】6.

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キッチンの対面式と壁付で悩むケースは良くあります。特にコンパクトなマンションの場合、対面式はスペースを使ってしまうというデメリットがあり、悩みどころとなります。その点で、こちらの壁付+カウンターというのは一つの答えになります。

カウンターは、調理台としてや作業台、軽食を食べるなど様々な使い方ができ、中にはたっぷりの収納も。また、吊り戸などがないので、空間に広がりを感じますね。

キッチンリフォーム事例【40㎡台④】2LDKから1LDKへ。シンプル十分なキッチンスペースを確保

【キッチンデザインの教科書】6.

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2LDKから1LDKにフルリノベーションしたこの事例は、LDKにゆとりを持たせるデザインとなりました。

キッチンはステンレスと無垢いう組み合わせで、シンプルだけど、それだけで十分なオシャレ感と機能を持ち合わせています。このところ、「キッチン扉はいらない。必要なものしか置かない」という声も耳にするようになりました。シンク下のスッキリ感は、こういうニーズの現れでもあります。

キッチンリフォーム事例【40㎡台⑤】LDKという考えではなく、もっと自由になるキッチン

【キッチンデザインの教科書】6.

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こちらの事例は、そもそもが「LDK」という発想を捨てて、もっと自由な空間をつくりたいというコンセプトのもと生まれました。

例えば、緑たっぷりの庭をまるごと取り込むために、窓枠が見えないデザインにしたり、室内にいても自然を感じるようなつくりを目指したものです。

そんなおうちのキッチンはシンプルを追求したものになりました。直線的なステンレスのキッチンをグレー系のタイルと床材でまとめ、全てを無彩色とし、これから自分が色付けをしていくことができるデザインです。

キッチンリフォーム事例【30㎡台】コンパクトさを活かした、無駄のない導線計画

【キッチンデザインの教科書】6.

こちらは、38.30㎡の事例。キッチン前は玄関からの通路でもあります。アイランドキッチンの事例と同様に、コンパクトなマンションには、「通路とキッチン空間をシェアする」というのが一つのポイントとなります。

キッチン横の造作された作業スペースは、高さを揃えて一体感を出すことでスッキリした印象に。調理時だけでなく、ダイニングやPC作業などデスクとしてもマルチな使い方ができます。

リビングとの仕切りにはガラスブロックを採用し、空間をわけつつも半透明で閉塞感を感じないデザインになっています。

まとめ

いかがでしたか? 広さがないとつい諦めてしまいがちな夢のキッチンですが、リノベーションなら、間取り変更やキッチンのレイアウト変更で理想のキッチンを造ることができます。

広さに限りがある場合は、幅と奥行きのどちらなら広さを確保できるか確認し、それに合わせて壁付けなのか対面式なのか確認するといいでしょう。

キッチンも有名メーカから、リノベーションに強いオシャレなものまで種類が豊富なので、リアルなキッチン事例を見て、マンション面積別のパターンを知っておくと良いかもしれません。

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