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「乾式二重床(かんしきにじゅうゆか)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集

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■乾式二重床(かんしきにじゅうゆか)


「乾式二重床」とは、フローリングを張る際の施工方法のことです。施工方法は大きく分けると乾式二重床と直床の2種類があり、乾式二重床には置き床と固定床があります。

乾式二重床は、鉄筋コンクリート性の床スラブの上に防振ゴムの付いた支持脚を固定し、支持脚の上に床の下地となるパネルを取り付けてから、木材などで作られた化粧板を張り付けます。床スラブと化粧板の位置が別々になっているため、乾式二重床と呼ばれています。

乾式二重床には置き床と固定床がありますが、置き床とは名前の通り支持脚を置いて化粧板やパネルを支える工法です。部屋の周囲を角材固定してはいますが、動きやすいというデメリットがあります。一方で固定床とは支持脚をスラブに固定している工法のことで、地震の縦揺れや横揺れに強いという特徴があります。

また、直床の場合はスラブと化粧板が合わさっているため、配管や配線が難しいという問題があります。一方で、乾式二重床にはスラブと化粧板の間に隙間があるため、電気の配線や水道の配管の設置がしやすいというメリットがあります。

乾式二重床のもうひとつのメリットは弾力性です。直床はスラブと化粧板が固定されているので、弾力性がありません。一方で、乾式二重床には空気の層があるため、踏み込んだときに弾性が生まれるのです。足腰への負担が軽減されるので、疲れにくいでしょう。

参考:床良しセミナー

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