誰でもわかるリノベ用語集725
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■床下換気(ゆかしたかんき)
「床下換気」とは「ゆかしたかんき」と読みます。
本来、床下は空気の通り道が設けられています。
建築基準法施行令第22条では、布基礎に換気用の穴を設けることが義務付けられています。布基礎によって住宅の耐震性は高まったものの、床下の湿気によって土台が腐食する危険性があるからです。また、ベタ基礎の場合は、基礎部分と構造体の間に基礎パッキンを挟むことで、床下の空気の通り道をつくっています。
こうした基礎パッキンや換気口へ自然の風が流れこむことで、床下の空気が動いて湿気がたまりにくくなります。
ただ、下記のような場合には、床下の湿気対策のために、「床下換気」が必要になります。
・湿気の多い土地
・風通しが悪い土地
・風通しを妨げている
業法からの解説
「床下換気」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。
建物の耐久性の向上のために床下には換気孔がつけられます。建築基準法上は、
「最下階(例:1階など)の居室の床が 木造の場合は、床下に有効な防湿対策を行った場合を除き、その床の高さ(地面から床の上面まで)は45cm以上とし、外壁の床下には壁の長さ5m以下ごとに面積300平方センチメートル以上の換気孔を設けなければならない。」
「床下に有効な防湿対策」とは、上記の条件だけでは対応できない場合に、床下換気扇や防湿シート、床下調湿剤などの防湿対策を行う必要があるということです。
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