誰でもわかるリノベ用語集850
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■工務店(こうむてん)
「工務店」とは、建築・建設業の事業所や企業で、一般的には限られたエリアを対象に営業しており、会社の規模はそれほど大きいものではありません。地域密着型を掲げ、スピーディーで柔軟な対応を強みとしているところも多いです。
日本の住宅建設は伝統的に、職人である大工の棟梁が建築を仕切り、設計から左官などの多様な関連職人と連携を取りながら、建築作業を進めていく形が基本でした。その大工の棟梁の役割が現在の工務店であるとも言われています。
工務店には主に3つのタイプがあります。
- 街の工務店
市内や町内などを中心に営業をしています。小規模で経営している場合が多いのが特徴です。 - フランチャイズの加盟店
本部が開発した建設に関するノウハウを各地域にある加盟店に伝えます、本部が資材を一括して購入するため、一般の建築業者よりも安いというメリットがあります。 - 中堅ビルダー
一般的な工務店よりも規模が大きく、モデルハウスや住宅展示場を有している場合もあります。また、社名ではなく、自社で開発したブランド名を用いているケースがあります。
工務店の特徴は以下の2つです。
- 自由度の高さ
ハウスメーカーでは建物をある程度パッケージとして商品化しています。オプションで機能を付けたり内装などを選択したりすることは可能ですが、間取りの変更や特別な部屋の設置などの大幅なアレンジは難しいこともあります。一方で工務店は建物を基礎から作り上げていくため、依頼人の要望に柔軟に応じられる場合が多いとされています。自由度が高いため、希望通りの建物を建てやすいでしょう。
- 価格
ハウスメーカーと比較すると、広告費や人件費がかからないので、相対的に費用を安く抑えたいときには工務店が有力な選択しとなるでしょう。
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