誰でもわかるリノベ用語集096
■チーク
「チーク」とは、「クマツヅラ科の落葉高木」のことで、その堅さから建築材や船材として使用されることが多い木材のひとつです。世界最高級材のひとつと言われています。
各辞書・辞典からの解説
「チーク」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。
(1)「デジタル大辞泉」より
「デジタル大辞泉」において「チーク」とは、「クマツヅラ科の落葉高木」のことであると説明されています。「熱帯から亜熱帯」に自生し、「堅いので建築材・船材」にすることが多いです。
(2)「日本大百科全書」より
「日本大百科全書」において「チーク」とは「クマツヅラ科の落葉高木」のことであり、「高さ25~30メートル、径約3メートル」ほどになります。「葉は短い柄があって互生し、倒卵形、全縁、長さ30~60センチメートル」ほどの大きさです。
(3)「リフォーム用語集」より
「リフォーム用語集」において「チーク」とは、以下のような文章で説明がされています。
「クマツヅラ科チーク属の落葉広葉樹。英語表記ではTeak。マイサック、チューン(キューン)、ジャティ(ジャチ)、テック、柚木・油木、チークノキといった呼び名がある。材の性質としては木理が交錯しており、肌目は少し粗い。堅く、磨耗耐久性もあり、特にシロアリなどの虫害に対する耐性、耐水性、といった腐食耐久性に優れる。乾燥過程で割れや反りが出にくい。」
ほかにも、特徴として「板に製材した直後は材面があまり綺麗ではないが、年月が経つとロウ状の成分が材面に染み出て色の深みが増し、いわゆる「チーク色」の落ち着いた色合いとなる。現在は貴重な材となり、自然保護のため伐採禁止になっている所が多く、輸入が大変厳しい。」
(1)〜(3)を合わせてみると、「チーク」とは「クマツヅラ科の落葉高木」のことでああるとおわかり頂けたと思います。