電球には種類があり、それぞれで特徴が違います。また、まったく同じインテリアでも、電球の色により人に与える印象や効果は異なります。

リビングの電球を選ぶ際におさえておきたい、電球の種類や光色についてご紹介します。リビングの電球選びの参考にしてみてください。

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電球の種類

日本照明工業会によると、家庭において、照明による電力消費は、エアコンや冷蔵庫の次に多いとされていますが、最近は省エネルギーである電球形蛍光ランプや、電球形LEDランプへの移行が進んでいます。それぞれの電球の特徴についてみていきましょう。

白熱電球

昔ながらのあたたかい光の色が特徴の電球です。この色はリラックス効果があります。電球自体の価格は比較的安いですが、電気代は高く、さらに電球の寿命は短いため、電球交換のサイクルは比較的短いです。初期費用はおさえられるものの、使っていくコストはかかってしまうでしょう。また、スイッチを入れるとすぐに点灯します。

電球形蛍光ランプ

白熱電球の代わりになるもの、という目的で開発されました。光の色や明るさなどのバリエーションが多く、使う部屋に合わせて選べます。また、電球の形状も様々です。電球自体の価格は白熱電球よりも高いものの、電気代は安く、さらに電球の寿命も長いです。省エネルギーのため、点灯している時間が長い部屋にも使いやすいでしょう。

ただ、スイッチを入れてからだんだんと明るくなるため、完全に明るい状態になるまで少し時間がかかります。また、蛍光ランプは環境への負荷となる水銀を含んでいます。

電球形LEDランプ

こちらも光の色が選べます。商品によっては調光や調色ができるものもあります。電球自体の価格は高いですが、長く使うことを考えると、とても経済的な電球です。電気代は安く、電球の寿命は長いため、頻繁に交換する必要がありません。リビングなど、点灯時間が長い部屋にもおすすめです。温室効果ガスの排出も少なく、省エネルギーです。また、スイッチを入れるとすぐに明るくなります。

LEDは熱を発生しにくく、電球が熱くなりにくいです。振動や衝撃にも比較的強いでしょう。また、LED電球の光には、紫外線や赤外線がほとんどありません。紫外線は夜行性の虫が寄ってくる原因となるため、虫を寄せ付けにくいというメリットがあります。また、紫外線による退色や、赤外線による熱のダメージが軽減できます。

光の色で部屋の印象は変わる

まったく同じインテリアでも、光の色によって部屋の雰囲気は変わります。一般的に使われている電球の光の色には、電球色、昼白色、昼光色があります。それぞれの光色が与える印象についてみていきましょう。

電球色

オレンジ色のようなあたたかみのある光色です。リラックス効果がある光色で、落ち着いた雰囲気になるでしょう。また、料理がおいしく見えるという効果もあるため、食事をする空間にもおすすめです。目が疲れにくいという良さもあるので、読書などをする部屋にも使いやすいでしょう。リビング、ダイニング、寝室など、様々な部屋に使えます。

昼白色

太陽光に近い、自然な光の色です。さわやかで、すっきりとした明るい印象になるでしょう。自然な色のため、リビングはもちろんキッチンや洗面所などにもおすすめです。

昼光色

昼白色よりもさらに白っぽく、青みがある明るい光色です。クールな印象になるでしょう。文字がはっきりと見えやすいため、勉強や仕事をするスペースにおすすめです。リビングなどくつろぎたい部屋に使うと、落ち着かないと感じることもあるでしょう。

リビングの電球はどう選ぶ？

リビングは個人の部屋とは異なり、家族のみんなが食事をしたり、テレビを見ながらくつろいだりするスペースであることも多いでしょう。そのため、照明をつけている時間が長くなりがちです。電気代や電球の寿命などを考えると、省エネルギーである電球形蛍光ランプや電球形LEDランプが使いやすいでしょう。

また、リビングではのんびりとリラックスしたり、食事をしたり、勉強や仕事をしたりと様々な使い方をすることも多いです。リラックスすることに重点を置きたい場合は電球色、自然な色合いにしたい場合は昼白色、クールな雰囲気にしたい場合は昼光色にするなど、使い方や好みに合わせて光色を選びましょう。光の色を調整できるシーリングライトやダウンライトを使うと、使用シーンに合わせて光の色を変えられます。

まとめ

一般的に使われている電球には、白熱電球、電球形蛍光ランプ、電球形LEDランプがあります。それぞれ電球の価格や使っていく上でのコスト、特徴が異なるため、使いやすいものを選びましょう。

また、光色によって部屋の印象は変わります。主に販売されている電球の光色には、電球色、昼白色、昼光色があります。好みやイメージ、使用シーンに合わせて選ぶと良いでしょう。

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