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LED電球のメリット・デメリットとは?選ぶときのポイントもご紹介

一般的に使われている電球には、様々な種類がありますが、エコな電球として注目されているのがLED電球です。LED電球とはどのような特徴を持つ電球なのでしょうか。

こちらでは、LED電球のメリットやデメリットについてご紹介します。また、LED電球を選ぶ際にチェックしたいポイントについてもみていきましょう。

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LED電球とは

LED電球とはどのような電球なのでしょうか。その特徴についてみていきましょう。

LED電球は省エネルギー

一般的に使われている電球には、LED電球の他に白熱電球や蛍光球があります。その中で最も、省エネルギーで経済的なのがLED電球です。電気代は安く長寿命なので、使っていく上でのコストを抑えられるでしょう。

LED電球の光色には種類がある

LED電球には、オレンジのような色の電球色や、太陽光に近い昼白色、白っぽく青みがある昼光色などの光色の種類があり、好みや使用シーンに合わせて選べます。また、商品によっては、調光や調色ができるものがあります。同じインテリアでも、光色によって部屋の印象は変わります。

LED電球にはその他のメリットも

LED電球は、電球自体が熱くなりにくく、温室効果ガスの排出も少ないです。振動や衝撃にも比較的強いでしょう。また、LED電球の光には紫外線や赤外線がほとんど含まれていません。そのため、夜行性の虫を寄せ付けにくく、さらに置いている物の退色や熱によるダメージを軽減できるでしょう。

LED電球の価格は高め

電気代は安く、長寿命で電球交換の頻度は抑えられるものの、LED電球自体の価格は、他の電球に比べると高めです。初期費用がかかるというデメリットがあります。

LED電球を選ぶときのポイント

一般社団法人日本照明工業会は、LED電球を正しく選ぶためには、その形や口金、光色、明るさ、光の広がり方などの確認が必要だとしています。LED電球を選ぶときのポイントについてまとめてみました。

口金のサイズをチェック<

口金とは、電球を差し込む部分で、ねじのような見た目です。ここのサイズが違うと取り付けられないこともあるため、確認しましょう。

形状をチェック

電球にはいろいろな形があります。今設置されている電球の形を確認してみましょう。よく使われているのは一般電球、小形電球です。その他にはクリア電球、ボール電球、シャンデリア電球などがあります。

明るさをチェック

LED電球の明るさは、ルーメンという単位で表されます。この数値が高いほど明るいということです。使用する部屋に合わせた明るさを選びましょう。

光の広がり方をチェック

一般社団法人日本照明工業会によると、光の広がり方には、全般配光タイプ、準全般配光タイプ、集光タイプがあります。全般配光タイプであれば、リビングやダイニングなどの部屋全体の照明におすすめです。準全般配光タイプは、ダウンライトやデスクスタンドなど部分照明として使いやすいでしょう。集光タイプもダウンライトやスポットライトなど、部分照明として使用できます。全体を照らしたいのか、部分的に照らしたいのか、使い方に合わせて選びましょう。

光色をチェック

LED電球には、光色の種類があり、メーカーによりますが、主なものは電球色、昼白色、昼光色の3種類です。まず、電球色はオレンジのようなあたたかい光の色です。リラックス効果があるため、のんびり過ごしたいリビングや寝室にもおすすめです。料理がおいしく見える効果もあるので、ダイニングにも良いでしょう。

昼白色は、太陽光に近い自然な光色です。さわやかですっきりと明るい印象になるでしょう。リビングはもちろん、キッチンや洗面所など様々な部屋に使えます。

昼光色は青みがかった明るい色で、クールな印象です。文字がくっきりと見えるため、勉強や仕事をする部屋におすすめです。

取り付ける器具に合うかチェック

取り付ける器具によっては、それに対応したLED電球を選ぶ必要があります。まず、お風呂などで水がかからないように、全体がカバーしてある密閉形の器具は熱がこもりやすく、それに対応した電球をつける必要があります。光の明るさを調節できる調光機能付きの器具の場合も、対応のものを選びましょう。対応していない電球をつけると、破損や故障、発煙の原因になる可能性があります。

また、ダウンライトのように、天井に埋め込むような形の器具の場合も注意が必要です。エアコンの効率的な使用や防音のために、建物によっては天井に断熱材を使っていることがあります。その場合は器具に熱がこもってしまって火事や寿命が短くなる原因になるため、対応のLED電球を設置しましょう。さらに屋外器具の場合も、防水などのため対応のLED電球を選ぶ必要があります。

まとめ

LED電球の価格は高めですが、電気代は安く、長寿命です。頻繁に電球を交換する必要がなく、使っていく上でのコストを抑えられるでしょう。

LED電球の形状やサイズ、光色や光の広がり方などは様々です。また、密閉形や調光機能付きタイプなど、器具によっては対応のLED電球を選ぶ必要があります。電球交換をする際にはこれらをよく確認してから選びましょう。

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