洗面器やカウンター、水栓など、海外メーカーのものでそろえるなら、やはり洗面ミラーキャビネットも海外メーカーのものを選びたいものです。理由はデザインに統一感が出るからです。しかし、海外メーカーの洗面ミラーキャビネットは、今ひとつ一般的ではありません。
ここでは、国内でも比較的カンタンに購入できる「コーラー(KOHLER)」社の洗面ミラーキャビネットをご紹介しましょう。また国内メーカーでも、海外メーカーとコーディネート可能な洗面ミラーキャビネットは登場しています。あわせてお話いたしましょう。
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輸入洗面ミラーキャビネットもコーディネートを考えて
ファッション同様、統一感、コーディネートが重要なのはインテリアです。同じテイストでまとめられた空間は、落ち着きや安らぎを感じさせます。このことは洗面所でも同じです。
そして最もカンタンな統一感を出す方法は、同一のメーカーでまとめることです。コーラー(KOHLER)社なら洗面ミラーキャビネットも比較的手に入りやすいでしょう。
コーラー(KOHLER)社とは
1837年に創業した「コーラー」社は世界的に有名なサニタリーのメーカー、「優雅な生活(Gracious living)」をキャッチフレーズとしているだけあって、高いデザイン性を持っています。
たとえば上の写真の洗面ミラーキャビネット「アーチャー」は上下が丸められた長方形をしていますし、冒頭の写真の「デコレイティブフレーム」は装飾が施された額縁に鏡が収められています。アーチャーは同シリーズで洗面器などもそろっていますし、デコレイティブフレームは同社のペデスタル型洗面器と相性がよく、コーラー社はコーディネート性も高いのです。
デザイン性の高い国内メーカーの洗面ミラーキャビネット
コーラー社以外にもデュラビット(DURAVIT)社やヴィトラ(VITRA)社など、優れたデザインを持つ洗面器が日本でも販売されています。しかし、同一メーカーで洗面ミラーキャビネットを探すとなると難しいものです。鏡は見つかっても、収納力もあわせ持つミラーキャビネットとなると見つけるのが難しくなります。
そんな場合にピッタリの国内メーカーをご紹介しましょう。
サンワカンパニー「SUSメタ」
ユニークな住宅設備を手がける「サンワカンパニー」の創業は1979年。近年では海外の展示会にも積極的に参加し、引けを取らないデザインで高い評価を受けています。このことは洗面ミラーキャビネットでも同様で、特に注目したいのが「SUSメタ」シリーズです。
SUSメタに使われている素材はステンレス、サビに強く耐久性が高いという特性のためだけではありません。ステンレス独特の美しい光沢はデザインにも生かされており、鏡面仕上げされたキャビネット内部もピカピカ!で、見えないところにもこだわっています。安心できる日本製というのも評価したいポイントです。
・「インウォール」
SUSメタ・インウォールで注目したいのは薄さです。国内メーカーの洗面ミラーキャビネットは収納性を優先するあまり、壁から突き出てしまっているものが多く、見た目があまりよろしくありません。そこを改善したのがインウォール、壁に埋め込むという逆転の発想で鏡だけを貼り付けているかのような外観を実現しました。スペースが限られている箇所への取り付けにもオススメです。
・「サークル」「テンダ」「ルナ」
国内メーカーの洗面ミラーキャビネットは四角い外観のものばかり、こんな常識を打ち破りました。「サークル」は円「テンダ」ははためくカーテン、「ルナ」は月の満ち欠けを、それぞれデザインのモチーフとしており、他では見られない洗面ミラーキャビネットとなっています。
TOTO「ドレーナ」
洗面器やカウンターなど、自分好みのパーツを選択していく洗面所の作り方は、海外では主流となっていますが、国内メーカーも取り入れつつあります。たとえばTOTO「ドレーナ」は洗面ミラーキャビネットだけでも購入が可能となっています。
特徴は収納力などの機能性で、さすが国内メーカーと感心させられます。しかしシンプルすぎるデザインは評価が分かれるところです。
まとめ
以上、デザイン性が高い洗面ミラーキャビネットを中心にお話してきました。海外メーカーの洗面器などは比較的容易に手に入るようになりましたが、洗面ミラーキャビネットは難しいです。そんな中、コーラー社やサンワカンパニーは貴重な存在といえるでしょう。
サンワカンパニーは国内メーカーという安心感も大きいのですが、同様に信頼がおけるのはTOTOです。シンプルなデザインの洗面ミラーキャビネットを探している方には「ドレーナ」シリーズはオススメと言えるのです。
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