殺風景なベランダを華やかにしたいとか、庭にアプローチを造りたいとか。
これらはプロに依頼するのが仕上がりとしては一番でしょうが、コストがかかってしまうことが悩ましい点。そんな場合に人気となっているのがジョイントタイル。DIYできれい、カンタンに敷き詰めることもできるタイルです。
ジョイントタイルを使えば、ベランダはセカンドリビングに大変身!天気の良い日にお茶を楽しむといった使い方もできますね。プロに依頼するよりコストも格安ですし、ベランダ表面の防水層を保護する役割も果たしてくれます。庭なら雑草が生えるのを抑える効果も期待できます。
見た目も色々ジョイントタイル
ベランダを素足で楽しめるようにしたい。こんな場合に最もカンタンな方法はスノコを置くことでしょう。しかし、スノコは敷ける面積が限られていますし、見た目も今ひとつな印象が否めません。
ジョイントタイルとは正方形の連結できるスノコです。1枚の大きさは30cm四方、連結することでどんな広さの場所でも敷き詰められますし、数多くのバリエーションがそろっています。タイルタイプ以外を指して、ジョイントマットと呼ばれたりもします。
タイルタイプ
磁器やレンガのタイルを敷き詰めたように仕上がるタイプです。天然石を模したタイプも販売されています。雨風による劣化に強いのがメリット。一方、重量があるのがデメリットでしょう。
人工芝タイプ
子どもを遊ばせておくのにピッタリのタイプ。よくあるグリーン以外にカラーバリエーションも豊富です。日光を浴びても熱くなりにくく、水はけが良いのがメリットと言われます。
ウッドタイプ
ベランダをウッドデッキ調に仕上げることができるタイプです。天然木や人工木、プラスチックで造られています。天然木なら肌触りが良いというメリットがありますし、人工木やプラスチックは耐久性が高いというメリットもあります。
ジョイントタイルの敷き詰め方
誰でもカンタンに敷き詰めることができるのが、ジョイントマット最大のメリットとされます。その方法を見ていきましょう。準備するものは、メジャー、掃除・整地用具、プラスチックハンマーです。
敷き詰めたい場所を測る
敷く場所をメジャーで測ります。ジョイントタイルの大きさは大抵30cm四方ですから、何枚必要になるかを計算してください。
敷き詰める場所を掃除する
敷いた後でも1枚ずつはがすことができるのがジョイントタイルですが、いちいちはがして掃除するのは面倒ですね。敷き詰める前に念入りに掃除をしておきましょう。庭ならレンガで叩くなどして、下地はなるべく平坦にします。あらかじめ雑草は抜いておきましょう。
ジョイントタイルをつなぐ
ジョイントタイル同士をつないでいきます。この場合にあった方が良いのがプラスチックハンマー。それぞれを確実につなぐツールとして重宝するでしょう。
ジョイントタイルを楽しむヒント
とてもカンタンに敷き詰めることができるジョイントタイルですから、今すぐ挑戦してみたくなりますね。でもその前に、いくつかのヒントを知っておきましょう。
メーカーや購入先はそろえよう
ジョイントタイルの大きさは、大抵30cm四方です。しかし、それぞれをつなぐ方法はメーカーや販売店によって異なる傾向です。同じ店舗で一気に購入することをおすすめします。
複数の種類を組み合わせるのもgood!
1種類だけを敷き詰めるのが定番ではありますが、2種類を交互に並べて市松模様を作ったりできるのもジョイントタイルの楽しさのひとつ。同じ素材で色を変えたり、タイルと人工芝など異素材を組み合わせるのも良いですね。
エンドの処理を工夫しよう
敷きたい場所が30cmの倍数になっていないなら、エンドの処理を工夫してみましょう。メーカーによってはスロープなどつなぎ目(ジョイント)を隠すパーツが販売されていますし、玉砂利を敷いたり植木鉢などを置けば見栄え良く隠すこともできます。
重量・排水には気をつけて
特にタイルタイプを敷く場合に気をつけたいのが重さでしょう。1枚で2kg弱の重量があり、1平方mなら20kgほどになるのです。ベランダはこの程度の重さで落下したりはしないでしょうが、敷き詰める前に大家さんや管理会社に許可を取ることを忘れないでください。
敷き詰めることでベランダの排水が悪くなることもあります。定期的にジョイントタイルを外して排水口周りをチェックする必要もありますし、ジョイントタイルの裏側にゴミがたまったりしがちですから、年に一度くらいは全てをはがして大掃除をした方が良さそうです。
まとめ
ベランダや庭をカンタンにイメージチェンジできるジョイントタイルは人気が高く、目にする機会も多い商品です。見た目が良くなるなどのメリットが大きい一方で、知っておきたいのがデメリット。マンションならベランダは共用部分ですから、許可なく敷き詰めてしまうのはNGと心得ましょう。敷き詰める前に管理会社などに連絡を忘れずに。
そして敷き詰めてしまったら、後は楽しいことばかりなのもジョイントタイルが人気の理由。子供の遊び場として、セカンドリビングとして、ベランダや庭を十二分に活用するのはいかがでしょうか。