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外壁の漆喰に汚れ・ヒビが入ったときに知りたい対処法

外壁の漆喰に汚れ・ヒビが入ったときに知りたい対処法
こんにちは。現場監督ライターのKumaです。今日は漆喰のメンテナンスについてお伝えします。 漆喰は世界各地で古くから使われている材料です。漆喰は消石灰にふのり・にがりを加えて糸くず、粘土などを混ぜ練ったものです。耐久性、耐火性、調湿性に優れていて外壁や室内の壁に使われてきました。 漆喰の美しさを伝える有名な建物に、姫路城があります。別名、白鷺城とも呼ばれ漆喰の白が大変美しい建物です。 そんなキレイな漆喰も、季節や年数の経過とともに汚れが付着しヒビが入って見た目が汚くなってしまいます。耐久性に優れた材料ですが、定期的にメンテナンスを行いそのキレイ具合を保つ必要があります。 今回は、外壁の漆喰壁に汚れやヒビが入ったときの対処法をお伝えします。 ひどい汚れや大きなヒビは塗装や塗り直しが必要ですが、軽い汚れや小さなヒビは自分で直すこともできます。

なぜ漆喰に汚れやヒビが付くのか

外壁の漆喰に汚れ・ヒビが入ったときに知りたい対処法
なぜキレイな漆喰に、汚れが付いたりやヒビが入ったりしてしまうのでしょうか。そこにはいくつかの原因があります。 漆喰の汚れの原因 漆喰の汚れの元は、砂やホコリ、排ガス、カビ、コケなどです。漆喰に汚れが付くと美しい外観が損なわれますね。 漆喰は、顕微鏡で見るととても小さな穴があいています。この穴が、断熱性や耐火性の向上、湿度の調整を行ってくれるのですが、この小さな穴は汚れも吸着してしまいます。漆喰に汚れが付きやすいのは、こういった漆喰の特徴のためといえます。 ところで、同じ家でも汚れが目立つところと目立たないところがあるのではないでしょうか? 漆喰の汚れ方には、住まいの立地環境が大きく影響します。樹木が近くにある、川が近い、道路が近い、日当たりが悪い、風通しが悪い、など。様々な要因が重なってその場所ごとに特徴的な汚れが付着するのです。 漆喰のヒビの原因 漆喰にヒビが入ると、見た目の悪さや雨漏りの原因になります。漆喰のヒビの原因は、地震や風による振動と、材料の乾燥収縮に大別されます。 漆喰を作るとき、「つなぎ」としてスサや繊維質、樹脂材をいれて強度を増しています。それでも、地震などの大きな振動や、乾燥収縮により強い力が加わると漆喰にヒビが入ります。また、経年劣化で強度が低下しているとヒビが入りやすくなります。 地震などの大きな振動は自然災害なので仕方ない部分もあります。しかし、そのまま放置しておくとヒビが大きくなったり雨漏りの原因になったりするので早めに直すことが大切です。 乾燥収縮によるヒビは建てて1~3年が入りやすいと言われています。予防するには工事を丁寧に行うことが重要ですが、それでも入ってしまったヒビに関しては都度補修を行いましょう。  

漆喰壁の直し方

https://www.istockphoto.com/jp/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%88/%E3%81%AE%E6%94%B9%E8%A3%85-gm97980072-10318536 漆喰壁の直し方は、汚れ具合やヒビの大きさで方法が違います。建ててからの年数でも違ってきます。 汚れやヒビが目立つので全体的にキレイにしたいという状態ならば、漆喰の塗り直しや塗装が適しています。見違えるほどキレイになるでしょう。 全体を直す必要がない、部分的な汚れや小さなヒビを直したい場合は、それぞれにあった方法で直します。 汚れやヒビが目立ち、全体的にキレイにしたいとき 全体を補修するにあたって、費用面で有利なのは塗装です。全体の汚れを落とし、ヒビを埋めた後に塗装を行います。 塗料は専用のものを使います。漆喰は表面に微細な穴が開いています。この穴を殺さないような塗料が必要になります。日本ペイントの「ケンエースG-Ⅱ」や関西ペイントの「アレスシックイ」といった製品が有名です。「ケンエースG-Ⅱ」はNAD型塗料のため、密着しにくい漆喰壁に適しています。「アレスシックイ」は漆喰専用に作られた塗料です。 漆喰の塗り直しは、漆喰の剥がれや大きなヒビがいくつも入っている場合に行います。塗り直しとなると工事時間も金額も必要になります。 塗装か塗り直しか、見極めはプロでなければ難しい判断です。専門家の知識を仰ぐのが良いでしょう。 ・参考 ケンエースG-Ⅱ,日本ペイント株式会社(https://www.nipponpaint.co.jp/biz1/building/products/prd_18.html) アレスシックイ,関西ペイント(https://www.kansai.co.jp/shikkui/) 漆喰部分の塗装,株式会社今井塗装 小さなヒビを直す 小さなヒビを直すには、漆喰を使います。初めに塗ったときの漆喰粉を少し残しておき、それを使って補修を行います。なければ別の漆喰も使えます。 小さなヒビは、漆喰を水で溶いて指ですり込むようにして塗り込みます。漆喰を使って漆喰を直すので、相性が良く見た目もそれほど違和感がありません。 部分的な汚れを直す 漆喰に部分的な汚れが付いてしまったら水洗いで落とします。ただし、完全には落ちません。漆喰の微細な穴に汚れが入り込むのでどうしても残ってしまうのです。 部分的な汚れには高圧洗浄という方法もあります。漆喰に傷が付きにくく汚れを落とす力も強い洗浄方法です。洗浄機がなければ、毛先の柔らかいブラシも使えます。 漆喰はメンテナンスフリーの材料と言われますが、汚れが付くこともあります。部分的に付いてしまった汚れは味であったり自然素材の魅力と理解するのも良いでしょう。  

漆喰は自分で直せるの?

軽い汚れや小さなヒビは自分で直すこともできます。しかし、大きなヒビ、汚れ、漆喰の剥がれは自分で直すのは大変です。 漆喰を自分で直すのは、大変な作業と言われています。インターネットには方法がたくさん出ていますが、時間もお金も掛かります。自分で直すかどうかは、費用と時間、手間などをよく考え、必要であれば専門家にも相談したうえで決めましょう。  

まとめ

今回は外壁の漆喰壁に汚れやヒビが入ったときの対処法をお伝えしました。 ひどい汚れは見た目が悪く、大きなヒビは雨漏りの原因になるので早めに直したいですね。汚れやヒビが目立ち、全体的にキレイにしたい時は塗装が適しているでしょう。漆喰の塗り替えに比べて費用も抑えられます。 漆喰の美しさを守るためにはメンテナンスは必要と言えるでしょう。状態によりメンテナンス方法も変わるので、まずは汚れや破損の程度をよく確認してからの作業がオススメです。  

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