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トイレの雰囲気が変わる?電球の色選びについて

落ち着いてリラックスできる雰囲気のトイレ、さわやかで清潔感あるトイレ。照明の色を変えるだけで、トイレの雰囲気が変わってくることもあります。
一般的にはトイレはそれほど広くない空間ですので、小さめのシーリングライトやダウンライト一つで十分な明るさをとれることも多いのではないでしょうか。ひとつだけの照明をより効果的にするには、どんな色の電球を選べばよいのか、悩んでしまうこともあるかもしれません。
今回は、トイレの電球色について解説していきます。

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トイレの電球に合う色とは?電球色を表す「色温度」

電球の光の色には、明るい白色や落ち着いた黄色っぽいものなど、バリエーションがあります。
この光の色の変化を連続的にとらえ、色味を測る尺度として「色温度」という基準があります。K(ケルビン)という単位を使って表され、赤みが強い黄色っぽい色は色温度が低く、高くなるにつれて白っぽくなり、白色でも青みが強いものは温度が高いとされています。

JIS規格では、色温度の一定の範囲を区切って名前を付けています。住宅で使われる電球の色としては、色温度の低いものから順に、「電球色」、「昼白色」、「昼光色」の3色が一般的な電球色とされます。
それぞれの色の電球をトイレに使うと、どのような雰囲気になるのか、順番に見ていきましょう。

温かみがあって落ち着いた雰囲気なら黄色っぽい「電球色」

「電球色」は、トイレにおすすめできる電球の色の一つです。黄色っぽい、赤みがある、というような表現されるように、ちょっと暗めの落ち着いた雰囲気になる明かりです。色温度でいうとだいたい3000Kくらいになります。
ほっとリラックスできる雰囲気のトイレにしたいなら、「電球色」はぴったりの色といえるでしょう。夜間にトイレを使うときに、刺激が少なく目に優しいのもメリットです。

難点としては、オレンジ寄りの色で照らされるので、排泄物などの色がはっきり確認できない、細かい汚れに気づきにくい、といった点などが挙げられます。

昼間の太陽の色でナチュラルなホワイト「昼白色」

「昼白色」はトイレも含め、住宅全般に使いやすい電球の色と言われます。「昼白色」は、シンプルに白い明かりで、晴れた日の昼間の太陽の色と言われています。色温度では5000K程度になります。
リビングのように長い時間を過ごす部屋ではストレスの少ない明かりとして、ダイニングやキッチンなら食材の色が確認しやすい照明としても取り入れられているようです。

どんな場所でも使いやすい自然な白色ですので、もちろん、トイレにも向いています。「電球色」と比べると、白く明るく感じるので、比較すると清潔感ある雰囲気だと感じるのではないでしょうか。
ただ、「電球色」に慣れていると、「昼白色」は明るすぎる、まぶしいと感じることがあるかもしれません。

トイレには向かない?クッキリさわやか明るい「昼光色」

「昼光色」は、青みがあってクールな明るい白色の明かりです。色温度でいうと6000~6500Kくらいにです。「昼白色」と名前が似ているので、間違えないようにちょっと意識して漢字をよく見て選びましょう。
細かいところまでよく見えて集中力を高めやすい色の明かりと言われており、オフィスや趣味・仕事のための作業部屋のように集中して作業したい場所、物置やクローゼットのようにアイテムを探す場所などに向いているとされます。

トイレに使えば清潔感あるさわやかな雰囲気を作れそうですが、同時に汚れが目立ってしまったり、リラックスしにくい色であるともいえます。「昼光色」はトイレには使いにくい電球の色と感じる場合もあるようです。

「電球色」「昼白色」の間を取った「温白色」

店頭などで電球の売り場を見ると、「電球色」と「昼白色」が多く並んでいるのではないでしょうか。電球としてメジャーな「電球色」と「昼白色」ですが、「電球色」はオレンジっぽい光で照らすので物の色が変わってしまうことが気になったり、「昼白色」では明るすぎると感じたりすることもあるかもしれません。

この二つの間の色として、「温白色」という色味の電球が商品化されています。色温度は3500K程度です。「電球色」の赤味・黄色味をおさえつつ、昼白色の明るい白さを持ち合わせた色なので、トイレの明かりの選択肢として検討するご家庭も多いようです。
「温白色」の電球は商品化されて日が浅いこともあり、他の色ほどバリエーションが揃っていないと言われます。店頭で見かけない場合には店員さんに聞いてみましょう。

参考:LED電球・蛍光灯

思っていたのと違う色かも?

電球を購入する時には、パッケージに入っている商品を見て選ぶこともあるかと思います。その時に忘れないでおきたいのが、電球の色を文字で確認することとされます。
電球のパッケージには、大体の傾向として、「電球色」にはオレンジ系の、「昼白色」には青系や緑系の演出がされた画像が使われているようです。そして、「昼光色」も青系の演出で装丁されている場合が多いのです。

「昼白色」と「昼光色」は、漢字の並びも一文字違いで似ていますので、色の違いが気になる場合は、しっかりとパッケージの表示を確認してから購入するようにしましょう。

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まとめ

トイレに使える電球の色について見てきました。落ち着いた黄色寄りの「電球色」や自然な白色の「昼白色」、その中間の「温白色」のどれかを選んでおけば、トイレには無難といえるでしょう。

電球の色にはそれぞれ特徴があり、色を変えるだけで、手軽にトイレの雰囲気も変えられますね。現在のトイレの雰囲気を少しだけ変えてみたいな、と思っているのなら、試してみてはいかがでしょうか。

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