リビングやキッチンと同じように、毎日何度も使うトイレも年月が経過すると劣化が進みます。劣化したトイレを再生するにはリノベーションがおすすめですが、どのくらいの費用がかかるのか不安に感じる方もいるのではないでしょうか。
今回の記事では、トイレのリノベーションにかかる費用についてご紹介します。業者に依頼する際のポイントも解説しますので、トイレのリノベーションをお考えの方は参考にしてください。
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トイレリノベーションの費用
トイレのリノベーションでかかる費用は本体の費用、工事費、材料費の3種類です。ここでは、それぞれの項目について詳しく解説します。
本体の費用
トイレの本体にはグレードがあり、ハイグレードの商品を選ぶと費用も高額になります。例えば、一番高いグレードの製品には便器を洗浄するための水をためておくタンクがないタンクレストイレや、人が便器に近づくと便座が自動的に開く全自動トイレなどの機能が付いています。
一方で、グレードを落とした製品にも脱臭機能や暖房便座などの機能が付いているでしょう。予算や家族の希望に合わせて本体を選ぶのがおすすめです。
工事費
工事費とはトイレを交換する際にかかる費用のことです。工事費はリノベーションの内容によって変わります。例えば、便器のみを交換する場合は費用を抑えられますが、床や壁の張り替えをする場合には費用がかさむでしょう。リノベーションの際にトイレのドアや、タオル掛けなどのアクセサリーなどを交換する方もいます。工事費の詳細を知りたい場合には、前もって施工業者に尋ねましょう。
材料費
材料費とは、例えばトイレの壁紙の貼り替えをする際にかかる壁紙コストのことです。シンプルなタイプの壁紙を使用すれば費用は抑えられます。一方で、機能付きの壁紙を使えば、費用がアップするでしょう。
主な機能性壁紙として表面にラミネート加工を施している汚れ防止機能付きの壁紙、アンモニアを分解して臭いの発生を抑える消臭機能付きの壁紙、不快なべたつきを防ぐ吸湿機能付きの壁紙などがあります。壁紙を交換する場合には、どの機能を選ぶべきかを慎重に検討しましょう。
トイレのリノベーションの費用相場
トイレのリノベーションは施工内容によっても異なります。ここでは、主な施工と費用の相場をご紹介します。トイレのリノベーションをお考えの方は参考にしてください。
暖房温水洗浄便座を設置する
暖房温水洗浄便座とは用を足した、後に温水で洗浄する便座のことです。便座部分には暖房機能が付いており、冬場でも落ち着いてトイレを利用できるでしょう。便座の交換はリノベーションの中でも比較的安価です。工事費を含めても8万円前後で収まるでしょう。作業時間も短いので気軽に依頼できます。
便器の交換
便器の交換はグレードによっても異なります。暖房温水便座が付いた便器に交換する場合は、工事費も含めて25~56万円かかるでしょう。便器を選ぶときは予算と使用目的を考慮に入れて選ぶのがおすすめです。例えば、洗浄で使う水を少なくしたいという方は、節水機能の付いたトイレがよいでしょう。
掃除のしやすいトイレが欲しい方は汚れの付きにくいトイレもおすすめです。また、タンクレストイレは洗浄機能が優れているというメリットがありますが、一方で手洗い場が無いというデメリットもあります。
和式から洋式に変える
古い住宅の中には和式トイレを設置しているところもあるでしょう。和式トイレでは水が跳ねやすい、排便時に悪臭が出る、体に負担がかかるといった点も気になります。このため、リノベーションで和式トイレから洋式トイレに変える例は多く見受けられます。
洋式トイレにリノベーションする際には配管や電線を取り換える工事が必要です。床や壁の張り替えが必要な場合もあるでしょう。交換する便器のグレードにもよりますが、和式トイレから洋式トイレに交換する場合は工事費用も含めて55万円前後の費用がかかるようです。
トイレのリノベーションをする際の注意点
トイレのリノベーションをする際には、注意したいポイントがあります。ここでは、主なポイントを2つ紹介します。
工事中はトイレが使えない
工事期間中はトイレが使えません。便座の交換のみの場合は問題ありませんが、便器の交換や壁紙の交換を含む工事の場合は時間がかかるでしょう。業者に見積もりを依頼するときには、工事期間も確認してください。
床材の状態を確認する
便器を交換する場合は、床材の張り替えも検討しましょう。最新のトイレは従来のトイレに比べて床に接する面積が狭まっています。便器によっては設置痕が残ることもあります。
まとめ
トイレのリノベーションにかかる主な費用は本体の費用、工事費、材料費です。さまざまな機能が付いた、ハイグレードのトイレを設置すると費用も高額になるでしょう。相場を知った上で予算や好みに合わせて適切なトイレを選びましょう。トイレのリノベーションは工事内容によっても異なります。業者に見積りを依頼する際には費用の内訳を尋ねておくとよいでしょう。
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