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「エコバスリフォーム」って?お風呂を「手軽に&安く」リフォーム!


「エコバスリフォーム」をご存知でしょうか?これまで、お風呂のリフォームは丸ごと取り替えが必要なケースが多いため、工期も長く費用も高いといったイメージがありました。
ところが、このエコバスリフォームは、「部分的に」改修が可能という、新しいお風呂リフォーム方法なのです。今回は手軽に安くお風呂のリフォームができると注目を集めている、「エコバスリフォーム」の特徴や費用についてご紹介します。

エコバスリフォームとは

「エコバスリフォーム」とは、傷んだユニットバスを新品に入れ替えるのではなく、塗装やコーティング、シート、パネル等を使用してリフォームする手法です。

エコバスリフォームの「エコ」はEconomy:経済的、Ecology:廃材が少なく環境にやさしい、という2つの意味が含まれているのが特徴です。

リフォーム法は主に3種類あり、ヌリフォーム工法(浴室塗装・浴槽塗装)、ハリフォーム工法(浴室シート施工)、パネリフォーム工法(浴室パネル施工)を組み合わせて施工します。希望する予算や仕上がりに合わせて、リフォーム方法を選ぶことが可能です。

エコバスリフォームのメリットとデメリット

エコバスリフォームを行うにあたり、どのようなメリット・デメリットがあるのか見ていきましょう。リフォームを検討される場合、メリットはもちろんのこと、デメリットもしっかり把握しておくことが大切です。

メリット

エコバスリフォームのメリットとしては、以下のような点が挙げられます。
・費用が安く抑えられる
・工期が短い
・壁紙が2重になるため保温性が高まる
・浴室のサイズを問わず柔軟なリフォームができる
・部分的なリフォームができる

大きなメリットは他のリフォーム方法に比べて、費用が安く抑えられるところにあります。
ユニットバスの交換がないため廃材が少なく、傷みが気になる箇所のみ、部分的にリフォームを行うこともできます。

デメリット

反対にデメリットは以下のような点が挙げられます。
・取扱業者が少ない
・浴室そのものが新品になるわけではない
・水漏れの確認ができない
・パネルやシートが剥がれてしまわないか不安

工事完了後に、パネルやシートの剥がれが発生したときのことを考えると、保証やアフターサービスをきちんと行っている業者を選択することが重要となります。
また、お風呂の状態が極端に悪い場合は適さないこともあります。ユニットバスの使用期間が15~20年以上経過している際は、水漏れや他の箇所で問題がないか、専門業者に点検して判断してもらうと良いでしょう。

エコバスリフォームはこんな方におすすめ

「エコバスリフォーム」はお風呂のリフォームはしたいが、ユニットバスを交換するほどではないと考える方や、費用はできるだけ安く、工期も短く手軽に済ませたいという方におすすめです。

また、お風呂全体のリフォームが難しい場合や、床や壁の傷みが気になる箇所のみリフォームしたい方もエコバスリフォームなら適用できます。

以前は騒音や廃材が少なく、短納期という特徴から、ホテルのお風呂リフォームとして多く実施されていました。しかし、近年では戸建てや分譲マンションはもちろん、簡単にはユニットバスの交換が難しい賃貸マンションや公団住宅まで幅広く利用されるようになっています。

エコバスリフォームの費用

エコバスリフォームにかかる費用の目安は以下の通りです。

お風呂全体のリフォームは一般的に50万円~、高い場合は100万円を超える費用がかかると言われています。それをふまえると、エコバスリフォームのコストメリットが大きいことが分かります。

リフォーム箇所によっては、金額が倍以上と開きがありますが、これは全てヌリフォーム工法で仕上げた場合とヌリフォーム工法にハリフォーム・パネリフォーム工法を組み合わせた場合で仕上がりが異なるためです。

ヌリフォーム工法はコストパフォーマンスに優れた工法ですが、お風呂の性能やデザインも譲れないという場合には、ハリフォーム・パネリフォーム工法を組み合わせる方法もあり、仕上がりに高級感を出すことが出来ます。新品のユニットバスに入れ替えたかのような仕上がりを目指す場合には、壁や天井へのパネリフォーム工法がオススメです。

このように、それぞれ希望の予算や仕上がりに合わせて、3種の工法を組み合わせれば、手軽に柔軟なリフォームをすることができるというわけです。

まとめ

「エコバスリフォーム」は、ユニットバスを取り替えずに傷みを補修するリフォーム方法です。お風呂の傷みが気になるものの、コストも重要という方は、手軽に安くきれいにできる「エコバスリフォーム」を検討されてみてはいかがでしょうか?
毎日入るお風呂場がきれいになると、いつも以上にリラックスして日々の疲れを癒すことがでそうですね。

参考:株式会社バスシステムデザイン研究所「エコバスリフォーム」