洋服がたくさん収納できて、その日のコーディネートも簡単にできるウォークインクローゼット。パートナーとのふたり暮らしのご家庭では、2人分の衣類を1カ所に片付けられるので便利ですね。
そこでこの記事では、2人分の衣類を収納する際のポイントを分かりやすく解説します。2人分の衣類を収納するのに必要なスペースも紹介しているので、リノベーションでウォークインクローゼットの設置を考えている方は参考にしてください。
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2人分の収納に必要なスペース
ウォークインクローゼットの利用を検討するに当たり、どのくらいのスペースが必要なのかをまず知りたいという方もいます。ここでは、2人分の利用で必要なスペースや、主なレイアウトを紹介します。
おすすめの広さは3畳
一般的に男性の方が女性よりも洋服の量が少ないと言われています。ハンガーパイプの長さで表すと、女性の場合が180cm、男性の場合が90~120cmが適切とされます。ふたり暮らしの場合は、270~300cmの長さが必要でしょう。
ライフスタイルによっても異なりますが、一般的に男性は40~50着、女性は100着の洋服を所有しているという調査結果もあるようです。また、女性はドレスやワンピースなどのロング丈の洋服もあり、スペースを必要とします。パートナーと2人で使用するケースでは、3畳ほどのスペースは必要でしょう。
(参考:チューモンズー「ウォークインクローゼットの最適な広さは?」)
洋服以外の物を収納する場合
ウォークインクローゼットは洋服だけではなく、大きな荷物や季節の物も収納可能です。海外旅行や国内旅行で使用するスーツケース、冬に使用する布団、趣味で使う道具なども保管できます。布団を収納したいときは4畳ほどの広さが必要でしょう。なお、スーツケースを保管するときは、スーツケースの中も利用しましょう。着る機会の少ない洋服などの収納に向いています。
子ども部屋に設置する場合
4人家族の場合は、子ども部屋にウォークインクローゼットを設置するのもおすすめです。子ども2人分の洋服の場合、大人2人分よりもコンパクトに収納できます。ただし、子どもの成長と共に着る洋服のサイズも大きくなります。将来のことを考えるならば、広めのサイズがおすすめです。
レイアウトは4種類
ウォークインクローゼットのレイアウトは、Ⅰ型、Ⅱ型、コの字型、L字型の4種類です。Ⅰ型とは壁の片面だけを使用したレイアウトです。2人で使うときは、並列に分けるのがよいでしょう。Ⅱ型とは両方の壁を使用したレイアウトです。Ⅰ型とは異なり収納の仕分けがしやすいでしょう。
コの字型は両方の壁に加えて、正面の壁にも収納スペースを作ったレイアウトです。パートナーが共用で使用する物を、仕分けられるというメリットもあります。L字型はⅠ型の横に向きを変えたレイアウトです。狭いスペースでも設置できるという点が人気のようです。リノベーションやリフォームを検討するときは、4つのレイアウトから一番適したタイプを選びましょう。
ウォークインクローゼットを上手に活用するためのポイント
ウォークインクローゼットには収納力がありますが、何も考えずに収納するとただの物置になります。毎日使用するスペースなので、使い勝手を意識しましょう。ここでは、上手に活用するためのポイントを紹介します。
1つ目のポイント:高さを利用した収納にする
収納する物の中には、使用頻度の高い物と低い物があります。使用頻度の低い物は手の届きにくい場所に収納するのがよいでしょう。例えば、冬場のみに使用する布団やコートなどを保管します。使用頻度の高い物は中段や下段に収納します。下着類や靴下などは衣装ケースを活用すると、スッキリと片付けられるでしょう。ハンガーパイプの下に置く衣装ケースは、ハンガーパイプに吊した洋服が当たらないサイズにしましょう。
2つ目のポイント:可動棚を使う
小物類を片付けたいときは棚が便利ですが、可動棚なら収納する物のサイズで棚の間隔も変えられるので便利です。特にスチール製のラックとシェルフを組み合わせれば、隠す収納や見せる収納を使い分けられるのでおすすめです。帽子、マフラー、香水などの小さなアイテムをスッキリ収納するのにも便利でしょう。
3つ目のポイント:色分けをする
Ⅰ型のウォークインクローゼットを取り付ける場合は、パートナーのスペースを区切ると使い勝手も向上します。ハンガーパイプが1本のみのときには、ハンガーの色で分けるのがよいでしょう。それぞれの洋服を、黒のハンガーと白のハンガーといった見分けやすい色で分けて掛けると、洋服を取り出して確認する手間も省けます。
まとめ
2人分の洋服を1カ所に収納したい方はウォークインクローゼットがおすすめです。3畳ほどのスペースを確保して、リノベーションやリフォームで設置してはいかがでしょうか。
レイアウトにはⅠ型、Ⅱ型、コの字型、L字型の4種類があります。好みやライフスタイルに合わせて選びましょう。使い勝手を向上させるには高さを意識した収納や可動棚を使った収納の活用なども検討してみてください。また、ハンガーで色分けするといったちょっとした工夫も効果的でしょう。
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