新型コロナウィルスの影響を受けてテレワークが一般的になり、自宅でお仕事をする機会も増える傾向にあります。お仕事に集中できる環境作りのためには、機能的な書斎机の存在も欠かせません。リモート会議の背景から、垣間見える機能的な書斎机は、先方に好印象を与える効果もあるでしょう。
最近の書斎机には、従来からある引き出し付きのものから、引き出しのないシンプルなデスク、省スペースを意識した壁掛けデスク、重厚感のあるアンティーク型デスク、本棚からデスクまで一体化したユニット型書斎など、様々な種類が見受けられます。
この記事では、書斎の主役である書斎机についてご紹介します。
書斎机の種類とその特徴について
書斎机は書斎の中心ともいえる家具のひとつです。デスクの形状やレイアウト、デスクに付随するキャビネットや本棚の配置によってもその機能性は変わります。お仕事スタイルがそれぞれ異なるように、それに合わせるデスクも様々でしょう。仕事の能率を上げるためにもフィットする書斎机を選びたいものです。ここではよく見られる書斎机の種類とその特徴について見ていきます。
片袖机
片袖机とは、机の片側に2段以上の引き出しを取り付けたタイプの机を言います。一見ありふれたデザインといった印象も受けますが、最近の片袖机は素材にこだわったり、引き出しの形状がユニークなものもあったりなど、一昔前のモノとは違うモダンなデスクも増えています。
両袖机
机の両側に2段以上の引き出しが設けられている従来型のデスクです。片袖型に比べて収納量は増しますが、足元が手狭になってしまうデメリットもあります。
アンティーク型デスク
アンティーク家具調に作られたデスクで、重厚感も漂います。じゃばらカバーの付いたロールトップデスクや、コンパクトに収納できるライティングビューローデスク、飾り台としても使えるコンソールテーブルなど、アンティークならではの様々な形状も魅力でしょう。
パソコンデスク
デスクだけのシンプルなタイプが多い傾向です。足元が広く使えるため、パソコン作業などを快適にこなすこともできます。デスクの足の高さを調節して、スタンディングデスクとして使えるものも登場しています。
壁掛けデスク
お部屋の壁にデスクを取り付けたものです。家のデッドスペースにデスクを取り付けるだけで、書斎スペースになることも注目点。書斎机を別途購入する必要がない、スペースを節約できる、といった点に人気があるようです。
ユニット型書斎机
壁一面にキャビネットやラックといった収納家具を設置し、これにデスクを取り付けてユニット型書斎にしたもので、本や資料の収納にも便利と言われます。空きスペースに観葉植物などを置いて、デコレーションするのもおすすめです。
スペースを有効利用した書斎机
最近のリノベーションやリフォームでは、あえて書斎の間取りを取らず、お部屋の一角に壁掛けデスクを取り付けて書斎にしてしまうケースも増えているようです。書斎机を別途用意する必要がない上に、デッドスペースをなくすことができるので、壁掛けデスクは注目されている書斎机です。
デスクの取り付け方は、収納棚のように両端の壁に取り付ける方法や、両端に壁がない場合には正面の壁に埋め込む方法もあります。好みに応じてデスクの上に収納棚を設置したり、キャスター付き収納ボックスをデスク下に設置したりできるので、書斎としての機能も充実するでしょう。まわりの物音が気にならない方には、このようなオープン型の書斎レイアウトを検討してみるのもいいかもしれませんね。
また、引き違い窓の手前を書斎机として活用する事例もあります。こちらのケースでは、窓からの光が電気スタンド代わりになるので、スペースの節約と同時に電気代の節約にも貢献するでしょう。
壁一面にラックやキャビネットといった収納家具を設置し、その一部を書斎机にするユニット型の書斎も、モダンな書斎として注目されています。キャビネットには扉が付いているため、個々のキャビネットごとに収納したいものを分類することもできるでしょう。
オーダーメイドタイプの書斎なので、ご自身のお部屋に合わせて施工することができます。書斎を検討する際には、検討したいレイアウトのひとつではないでしょうか。
まとめ
最近の書斎机は、機能性に加えて、デザインバリエーションも豊富に取り揃えられていることがおわかりいただけたかと思います。また、あえて書斎を設けずにデッドスペースを書斎空間にして、壁掛け型デスクを設置することも注目されています。
ご自身のお仕事スタイルや間取りに合わせた書斎デスクと出会って、快適なご自宅ワークを実現してください。