キッチンまわりの収納力を上げてくれるパントリー。食品や調理器具などの様々な物を収納できるパントリーを備え付けることで、雑然としやすいキッチンまわりをすっきりと見せてくれるでしょう。ただ、パントリーは使い方によっては便利にも不便にもなります。使いやすくするために知っておきたいポイントを5つご紹介します。
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パントリーに収納する物
キッチンの近くに設けられた収納スペースや食品庫のことをキッチンパントリーと言います。キッチンの背面につくられたタイプや、中に人が入れるほどの広さがある1つの部屋のようになったタイプなど、その広さやレイアウトは様々です。パントリーに収納する物の例としては、以下があげられます。
- 常温保管できる食品(インスタント食品や缶詰、乾物、乾麺、菓子、パン、米など)
- 常温保管できる調味料
- 飲料、酒
- 災害備蓄
- 調理器具(鍋、フライパン、やかんなど)
- キッチン家電(ホットプレート、たこ焼き器、電気圧力鍋、ケトル、ブレンダーなど)
- 日用品のストック(ラップ、アルミホイル、キッチンペーパー、スポンジ、洗剤、ビニール袋など)
- 生活用品
- 冷蔵庫
パントリーの広さにもよりますが、様々な物が収納できます。キッチンの近くにあると便利な生活用品や、掃除用品などを置いておくことも可能です。パントリーがあることで収納力がアップして、キッチンがすっきりと片付くでしょう。
最近では、アイランドキッチンなどの開放感のあるキッチンも人気ですが、開放感があるゆえに、リビングなどからキッチンまわりが見えやすいという難点があります。気になる場合は、収納力のあるパントリーを備え付けるのもおすすめです。
また、パントリー内に冷蔵庫を置けるほどの広さがあるタイプも。さらに、収納だけでなくちょっとした作業スペースが設けられたタイプもあります。
パントリーの使い方のポイント
パントリーは、使い方によっては便利にも不便にもなります。パントリーを使いやすくするためのポイントを5つにまとめました。
キッチンまわりの収納とあわせて使う
キッチンまわりには、シンク下の収納や吊戸棚なども備え付けられている場合が多いです。ストックやたまにしか使わない物と、調理中によく使う物とでは、適切な収納場所は変わってきます。毎回の出し入れにストレスを感じてしまわないよう、調理中の動きをイメージして取り出しやすい位置に収納しましょう。
パントリーに収納するのは把握できる量まで
パントリーはその収納力が魅力ですが、食品には賞味期限があるため、把握しきれないほどの物を収納してしまうと、期限を切らしてしまう場合もあります。また、いろいろな物を収納しすぎて物置や倉庫のようになってしまっては、出し入れがしにくくなり、使いやすい収納とはほど遠いものになってしまいます。パントリーの広さに合わせ、出し入れがしやすい範囲内で把握できる量のものを収納しましょう。
収納する物はグループ分けする
パントリーは、広ければ広いほどたくさんの物を収納できるため、収納の方法によっては雑然としてしまいます。パントリー内でもグループ分けをして、何がどこにあるのかを分かりやすくしておくとよいでしょう。例えば、米や飲料、酒などの重いものは下段、ラップやキッチンペーパーなどの軽いものは上段、頻繁に使う調味料や賞味期限の短い食品などは目線の高さといった具合でまとめてみましょう。
収納ボックスを活用する
すっきりと見せたい場合や、しっかりとグループ分けをしたい場合は、収納ボックスを活用しましょう。色や形をそろえるなどしてボックスに統一感があると、よりすっきりと見えます。奥行きがある場合は引き出し収納も便利です。
中身が見えないようなボックスの場合は特に、中に何が入っているのか分かりにくくなってしまいます。その場合は、ボックスにラベリングをして、中に入っている物や賞味期限、開封日などを記入しておくと便利でしょう。
湿気対策やにおい対策も忘れずに
キッチンのまわりは湿気がたまりやすく、パントリー内にカビが発生することもあります。また、食品や使用後の調理器具を収納することで、においが気になる場合もあります。食品を扱うパントリーにカビが生えたり、においが気になるのは、あまり気持ちの良いものではありません。
定期的に換気をして空気を入れ替えたり、除湿剤や消臭剤を活用したりしましょう。また、物を詰め込みすぎると風通しも悪くなります。収納する際はスペースに適度な余裕を持たせましょう。
まとめ
パントリーは食品や飲料、日用品、調理器具、キッチン家電など様々な物が収納でき、キッチンまわりの収納力を上げてくれます。ただ、便利なものにするためには、使い方が重要です。収納ボックスの活用などでグループ分けをして、何がどこにあるのか分かりやすいようにしておきましょう。把握できる量の物を収納することもポイントです。使用頻度が高い物は出し入れのしやすさも考慮しましょう。
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