パントリーは常温保存の食品や調理で使用する電化製品などを主に保管するスペースです。最近ではキッチンにパントリーを設置する家庭も増える傾向です。
パントリーの設置を検討するときに気になることのひとつとして、奥行きの長さがあります。奥行きはどのくらいがよいのか知りたいという方もいるようです。
そこで今回の記事では、パントリーを設置するときに覚えておきたい、適切な奥行きをまとめました。スッキリと収納するためのポイントも紹介しますので参考にしてください。
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パントリーの理想的な奥行き
ライフスタイルやキッチンの間取りによっても異なりますが、パントリーを作るときに理想的とされる奥行きは30~40cmと言われます。「奥行きがある方がたくさんの食品を収納できるので便利」と考える方もいますが、奥行きがありすぎると食品や飲料品を取り出しにくくなるので注意しましょう。
食品の中には賞味期限が表記されているものもありますが、パントリーの奥に保管すると、うっかり忘れてしまうことも。食品を無駄にしないためにもパントリーの奥行きは適度に浅い方がおすすめです。
奥行き40cmの収納力
パントリーの設置を検討している方の中には、40cmでは短すぎるのではないかと考える方もいるのではないでしょうか。結論から申し上げますと、40cmの奥行きがあれば食品や飲料品などをスッキリと収納できると言えます。
収納グッズを使用する場合でも、一般的なカゴやボックスは38cm前後なのでパントリーからはみ出さずに収納できます。デッドスペースも発生しないのでおすすめです。
パントリーを使った適切な収納方法
パントリーには興味があるものの、どのように使えばよいのか分からないという方もいます。収納方法を理解せずに使っているうちに、ゴチャゴチャとした空間になってしまったという声もよく耳にします。ここでは、パントリーを使った適切な収納方法をまとめました。
前もって収納するアイテムを決めておく
何も考えずに収納するとスペースが足りなくなり、使い勝手が悪くなるでしょう。設置する際には、何を納めるのかを決めておくことが重要とされます。パントリーに収納する主なアイテムは以下の通りです。
・常温保存可能な食料品
・お菓子類
・フライパンや鍋などの調理器具
・災害用の非常食
・キッチンペーパーなどの日用品のストック
・ミキサーや炊飯器などの調理家電
・弁当箱や水筒
・掃除用具
収納するアイテムはライフスタイルや設置場所によっても異なります。家族で相談しながら、収納するアイテムを決めるのもよいでしょう。
中身が分かるような収納を心掛ける
パントリーを使うときは見える収納を心掛けましょう。中身が分かるように収納すれば、余っている物や足りない物の把握も容易になります。スーパーマーケットで購入した商品を収納するときは、ジャンルごとで分けておくのがおすすめです。「飲料品」、「食品」、「調味料」のように分けて収納すれば、調理中でも必要な食材をすぐに見つけられて取り出せるでしょう。
目線を意識して収納する
目線に合わせた収納を心掛けると使い勝手がさらに向上します。調味料や穀類など、普段から使用頻度の高い物は目線と同じ高さの場所に収納しましょう。手に取りやすい物を目立つ場所に置いておけば、使い勝手もよく便利ですね。
目線の高い位置にはトイレットペーパーやキッチンペーパーなどを保管しましょう。また、大地震での落下に配慮して、水や米などの重い物は低い場所に置くのがおすすめです。
パントリーに収納する際のコツ
パントリーは収納力よりも使いやすさを意識するとよいでしょう。例えば、パントリーを作る際に引き出しを設置する方を見かけますが、パントリーの価格が高くなったり、収納アイテムが限られるというデメリットもあります。使いやすさを考えるなら引き出しのないタイプがおすすめです。
大きなパントリーを設置したい方は、はしごの設置もご検討ください。高い場所に収納したアイテムを安全に取り出せて便利です。可動式のはしごを取り付ければ、パントリー全体をカバーできるので尚よいでしょう。
パントリーにアイテムを収納する際には、重さで分けるのもおすすめです。水や米などは重量があるので下部への収納し、一方でキッチンペーパーやアルミホイルのストックなどは軽量なので、上部に保管するのがよいでしょう。収納する際には、取り出すやすさを考えておくのが大切なポイントと言われます。
まとめ
パントリーのおすすめ奥行きサイズは30~40cmです。奥行きを広く取ると、収納がしにくくなったり取り出しに手間がかかったりするので注意しましょう。一般的なカゴや収納ボックスの長さは38cmなので、40cm前後の奥行きがあればきれいに整理整頓もできます。中身が分かるように収納すれば、足りない物や余っている物がひと目で分かり、使い勝手も上がります。
パントリーを作るときは、まず使いやすさを意識することが重要と覚えておいてください。大きなパントリーを取り付ける場合は、はしごの設置もおすすめです。
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