ブルックリンスタイルとは、ニューヨーク市のブルックリン地区を発祥としたインテリアスタイルのことです。無機質でおしゃれな空間が特徴とされ、リビングや寝室をブルックリンスタイルにアレンジする方も増えています。
今回の記事ではブルックリンスタイルの色の選び方について詳しく紹介します。一読すれば基本の色や、居心地のよい部屋に変えるため色の使い方が分かるでしょう。ブルックリスタイルのリフォームやリノベーションを検討している方は、この記事を参考にしてください。
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ブルックリンスタイルの色の特徴
ブルックリンはニューヨーク市にある5つの行政区のひとつです。コニーアイランドやブルックリン橋をはじめ、さまざまな観光スポットもあります。また、ブルックリンにはレンガ造りの古いアパートが数多く残っており、おしゃれと懐かしさが混じった雰囲気も感じられます。ここでは、ブルックリンスタイルの色の特徴について解説します。
ダークカラーが基本
ブルックリンスタイルの基本アイテムのひとつはレンガなので、レンガに合わせやすい黒、ブラウン、グレー、スモーキーカラーなどの暗めの色が多用されます。ダークな色を用いることで落ち着いた雰囲気の部屋を作り出せるでしょう。
ブルックリンスタイルではパステルカラーを避けるのがおすすめです。桜色や藤色などの明るい色を使いすぎると色のバランスが悪くなり、居心地の悪い部屋になってしまうかもしれません。明るい部屋にリフォームする場合でも、パステルカラーはなるべく控えたいものです。
白やベージュも活用できる
ブルックリンスタイルと聞くと暗いイメージを持つ方もいますが、白やベージュなどの色を上手に使えば明るい部屋にもアレンジできます。子どものいるご家庭やカップルで暮らしている方は、明るめのブルックリンスタイルを作ることで清潔感のある部屋にアレンジできるでしょう。
観葉植物をアクセントカラーとして使う
リラックス効果を得るために、リビングや寝室に植物を置くご家庭もよく見かけます。ブルックリンスタイルをイメージした空間にするには、カシワバゴムノキやアスペリニウムなどの観葉植物がおすすめです。グリーンを基調とした植物はレンガ調の壁にも合わせやすく、落ち着いた雰囲気にできるでしょう。鉢カバーはダークカラーや木目調がブルックリンスタイルに合わせやすいので、あわせてご検討ください。
一方で、明るい色の植物や花はブルックリンスタイルに合わせにくいと言われます。特にレッドやイエローなどの花は、色のバランスが悪くなるので避ける方がよいでしょう。
おすすめのカラーコーディネート
ブルックリンスタイルを試してみたいものの、どのように色を組み合わせればよいのか分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。ここでは、おすすめのカラーコーディネートを紹介します。
引き締まった印象を与える部屋にしたい場合
ブルックリンスタイルは黒との相性がよいとされます。黒をメインカラーとして使うことで、ブルックリンスタイルの持つ無機質でクールな雰囲気を強調できるでしょう。
ただし、黒だけで壁や床を統一すると、部屋が狭く感じます。黒を使うときには、他の色と合わせるようにしましょう。おすすめの組み合わせとして黒の壁とグレーの天井があります。天井に明るめの色を加えることで、部屋の圧迫感を減らせるでしょう。インテリアに黒のソファやグレーのラグを取り入れることで、統一感も出せます。
落ち着きのある部屋にしたい場合
ブルックリンスタイルのアンティークな空間と落ち着きのある雰囲気を組み合わせたい方は、白やライトグレーなどの明るめの色をベースカラーにしましょう。一方でダークグレー、ネイビー、黒をキーカラーやアクセントカラーとして用います。コンクリートやレンガを白でペイントしたヴィンテージホワイト、壁や天井をモールディングでアレンジしたエレガントホワイトなどを取り入れれば、開放感のあるブルックリンスタイルになるでしょう。
一方で、インテリアには黒のレザーソファやヴィンテージウッドのテーブルなどを使います。明るい色と暗い色を組み合わせて、おしゃれで落ち着きのある部屋を目指しましょう。
ポップな部屋にしたい場合
子どものいるご家庭の場合は、ブルックリンスタイルの持つアンティーク感にポップな色を組み合わせるのもおすすめです。グレーなどの色をベースにして、ライトグリーンをアクセントカラーとして用います。但し、アクセントカラーの割合が高すぎると統一感が損なわれて、快適さが失せてしまうこともあります。アクセントカラーを用いるときは、ソファやテーブルなどのワンポイントに抑えるようにしましょう。
まとめ
ブルックリスタイルの基本要素としてレンガが挙げられます。ブルックリンスタイルで部屋を統一したい場合には、黒、ブラウン、グレー、スモーキーカラーなどのレンガに合う暗めの色を用いましょう。一方でパステルカラーはレンガの色に合わせにくいので、使用を控えるのがおすすめです。植物でアクセントをつけたい場合には、グリーンを基調とした観葉植物を上手に使うと効果的でしょう。
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