誰でもわかるリノベ用語集479
事例集ダウンロードはこちら
■K(ケルビン)
「K」とは「ケルビン」と読みます。誤った読み方として「ケイ」と言いますが、正しくありません。「K」とは、絶対温度の単位ことです。日本では摂氏、アメリカでは華氏という単位が用いるのが一般的です。Kは絶対零度を0Kとして、摂氏における1℃を1Kとしています。なお、絶対零度は華氏の場合-273.15℃です。
各辞書・辞典からの解説
「K」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。
(1)「デジタル大辞泉」より
「デジタル大辞泉」において「K」とは、「国際単位系(SI)の基本単位で、絶対温度(熱力学温度)の単位。初め水の三重点の熱力学温度の273.16分の1とされたが、2019年5月20日以降は、物理定数のボルツマン定数を用いる定義が適用された。英国の物理学者ケルビンの名にちなむ。」となっています。
(2)「世界大百科事典」より
「世界大百科事典」において「K」とは、以下のような文章で説明がされています。
「温度の単位。厳密には熱力学温度(絶対温度ともいう)の単位。記号はK。国際単位系の基本単位の一つで,水の三重点の熱力学温度の1/273.16と定義される。温度測定の基準を定めようとするとき,液体の膨張などの個別的物性を利用して温度目盛を決めても,普遍的な基準は得られない。そこで,可逆サイクルという理想的な熱機関の効率(これは個別的物性に左右されず,高低二つの熱源の温度だけで決まる)を尺度として温度を表すことにし,そのような温度を熱力学温度と呼ぶ。」
(1)〜(2)を合わせてみると、リフォーム、リノベーションにおいて「K」とは、「熱力学温度の単位」のことであるとおわかり頂けたと思います。
事例集ダウンロードはこちら