誰でもわかるリノベ用語集631
■ビアジェ
「ビアジェ」とは「びあじぇ」と読みます。「ビアジェ」とは、フランスにおける高齢者を対象とした所有不動産の制度のことです。高齢者がビアジェの制度を使って所有不動産を売却すると、対価として買い主から高齢者に対して毎月一定の金額を受け取れます。金額の受け取りは死亡時まで続き、売却した不動産に住み続けることが可能です。
買い主は不動産を購入した際に一時金を売り主に支払います。その後、売り主が亡くなるまで年金のように一定額を支払うのです。
ビアジェの歴史は古く、ローマ時代にはビアジェの制度が確立されていたと言われています。現在では年間で4,000件を超える制約件数があり、不動産売買の2&を占めています。
売り主にとってのビアジェのメリットは、安定した収入を’毎月得られることです。契約を締結した後も住み続けられるのため、安心して老後を過ごせます。一方で買い主にとってのメリットは、物件を安く手に入れられることです。売り手が亡くなった時点で契約が終了するため、売り主が早い段階で亡くなった場合は、お得に物件を手に入れられるでしょう。ビアジェの物件の価格は通常の物件よりも40%も割安と言われています。
ビアジェの精度がフランスで確立している理由は、不動産価格にあります。フランスでは築年数が経過しても不動産価格の低下がほとんどありません。一部の地域では歴史的観点から高騰する場合もあります。購入する側にとってはリスクが少ないので、精度が続いているのです。
(参考:三井住友トラフト不動産「ビアジェ」)
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