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「ダイノックシート(だいのっくしーと)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集

誰でもわかるリノベ用語集281

■ダイノックシート(ダイノックシート)

「ダイノックシート」とは「だいのっくしーと」と読みます。「ダイノックフィルム」と呼ばれることがありますが、意味は同じです。また、ダイノックシートの正式名称は「硬質塩ビタックシート」ですが、一般的にはダイノックシートと呼ばれています。

「ダイノックシート」とは、壁やドアなどに貼る化粧フィルムのことです。表面に柄がプリントされた塩化ビニル製の樹脂のシートで、裏側には粘着剤が塗布されています。室内用や屋外用などがあり、状況に応じてダイノックシートを使い分けられます。

ダイノックシートの特徴は、木や石などをリアルに再現できることです。また、耐候性が高いので素材の劣化が起こりにくいという特徴もあります。場所を選ばないので、キッチンなどの水回り、屋外の外構、車などにも使用できます。

ダイノックシートに似た素材としてビニールクロスがあります。ビニールクロスは合板や石膏ボードを下地にして、上から貼る材料のことです。ビニールクロスの場合は、下地にする材料によって仕上がりが異なります。

木材、鉄骨、鉄筋コンクリートの上に貼りますが、表面が汚れていると仕上がりが悪くなるでしょう。一方で、ダイノックシートは下地が汚れている場合もきれいに仕上げられます。

ただし、費用についてはダイノックシートの方がビニールクロスよりも高価です。また、ビニールクロスはバリエーションが豊富というメリットがあります。施工もしやすいので、住宅の壁紙では主にビニールクロスが使われています。

(参考:RESTA「ダイノックフィルムとは」)