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「施工管理(せこうかんり)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集

誰でもわかるリノベ用語集856

■施工管理(せこうかんり)

「施工管理」とは、建築工事の全体を管理する仕事です。建築の現場では分野ごとに専門の職人がそれぞれの工事に当たりますが、それらの工事全体を統括し、工事完了までの円滑な進行を管理します。

主な仕事内容は以下の通りです。

  • 品質管理
    設計された通りの仕様で建物が建設されるように、工事内容や使用資材を管理する必要があります。

  • 安全管理
    建設工事では作業中にはさまざまな危険が伴うため、現場の安全が保たれているのかを確かめなければなりません。工事に従事する職人、現場でサポートするスタッフ、建設現場の付近を通る通行人や近隣住民の安全を守ります。

  • 工程管理
    定められた納期まで工事が完了するように管理します。工事方法の確認、人員の確保と配置計画、必要な重機の手配などの事前準備や、工事開始後のスケジュール管理を行い、工事が納期までに完了するように管理します。

  • 原価の管理
    建設工事では資材の購入や調達、職人や現場で従事するスタッフの人件費などの費用が発生します。施工管理にはこういった費用の管理も含まれています。

また、施工管理には、「建築施工管理技士」という国家資格があり、工事現場ごとに少なくとも1人は有資格者を配置することが定められています。「施工管理技士」には分野ごとに7種類に分けられています。取得には建築分野での実務経験が必要です。

参考:施工管理とは?仕事内容・待遇・基礎知識をわかりやすく解説