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「電気工事士(でんきこうじし)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集

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■電気工事士(でんきこうじし)

「電気工事士」とは、電気設備の工事をする際に必要となる国家資格です。住宅・ビル・商店・工場・事務所などの電気設備の安全を守ることを目的としています。電気工事士の仕事は大きくわけると2種類です。

1つ目は建築電気工事で、一般住宅や事務所などの建築物の野外電気設備の施工や設計をする仕事のことです。主な工事として以下の4つがあります。

  • 外線配線工事
  • 屋内配線工事
  • 冷暖房設備工事
  • ビル管理

このうち、外線配線工事とは電線をビル・工場・一般住宅へつなぐための工事です。屋内配線工事では建物内の配線工事でコンセントやスイッチの取り付けなども行います。冷暖房設備工事とはエアコンの設置・取り外し・クリーニングなどの冷暖房器具に関連した電気工事です。ビル管理とは電気設備の保守や点検などを行います。

2つ目は鉄道電気工事です。国内にはさまざまな鉄道が存在しますが、電車が安全に運行するために点検・メンテナンス・架線の貼り替えなどをします。鉄道電気工事は以下の3つに分類されます。

  • 変電設備工事
  • 線路工事
  • 駅の電気設備の保守

鉄道の電気は電力会社から供給されますが、変電設備によって電圧を変えなければなりません。鉄道電気工事では変電所のメンテナンスをします。変電所から送られた電気は線路の上部にあるトロリ線を通して電車に供給されます。線路工事ではパンタグラフのチェックや線路上の設備の点検を行います。また、駅には電気設備が置かれており、定期的に点検をしなければなりません。

このように「電気工事士」は電気配線の工事を請け負う専門家です。住宅のリフォーム・リノベーションで、ライトやスイッチなどの照明設備を変更しようとする場合、電気配線を伴う作業であれば「電気工事士」の資格を持った人が行う必要があります。天井のローゼットに引掛けるなど、電気配線に触らなければ資格がない人がDIYで作業を行ってもよいことになります。

参考:電気工事士とは?

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