お部屋の雰囲気をガラリと変えるためには、壁のリフォームがおすすめです。
しかし、壁のリフォームといっても、「壁紙を貼るのか、塗装をするのかどちらがよいのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、壁をリフォームするにあたって、壁紙を貼り替えるのか、塗装をするのか、選択できるよう、それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。
壁紙貼り替えのメリット・デメリット
まずは壁紙を貼り替えるメリット・デメリットを見ていきましょう。
メリット
【調湿作用や透湿作用がある】
機能系壁紙を使用すれば、お部屋の中の湿気を吸収したり、放出をしたりする調湿効果が期待できます。
また、壁紙自体が湿気を通しやすい構造になっているものもあり、壁紙を通して湿気を排出してくれるため、カビや結露を防ぐことができます。
【コストがかからない】
壁紙を貼り替える際には、リフォーム業者へのコストと材料費がかかりますが、壁を塗装するよりもコストを安く抑えることができます。
また、工事期間も塗装をするよりも短いため、時間の節約にもなります。
【手軽におしゃれ空間を演出できる】
デザイン性の高い壁紙を選択すれば、貼り替えるだけでおしゃれ空間を演出することができます。
デメリット
【理想の部屋のデザインにならない可能性がある】
壁紙のデザインによっては、お部屋に貼ってみたらごちゃごちゃしていて落ち着かなかったり、くつろげない部屋になってしまったりすることがあります。
壁紙のデザインは柄物だからおしゃれ!と選択するのではなく、お部屋とのバランスを考えて選びましょう。
【つなぎ目が目立つ】
紙クロスを選択すると、紙の膨張収縮が原因で、つなぎ目が目立ってしまうことがあります。
【補修が難しい】
日本で多く使用されており、コストも安いビニールクロスは、傷がつくと部分的な補修が難しい場合があります。
塗装のメリット・デメリット
メリット
【質感がおしゃれ】
塗装は、壁紙には出せない質感を出すことができます。
塗装された壁は、おしゃれかつ、温かみのある空間を演出してくれます。
【汚れても塗り替えが可能】
塗装は、一部が汚れたり傷ついたりしても、部分的に塗り直すことで修復を完了することができます
【カラーバリエーションが豊富】
塗料は、混ぜたりして様々な色を作り出すことができるため、カラーバリエーションが豊富です。
自分の理想のカラーで壁を塗装することができます。
デメリット
【手間がかかる】
壁紙から塗装の壁にリフォームをする場合、壁紙を貼り替える時よりも工事期間がかかります。
壁の下地から直して塗装を施す必要があるためです。
工事期間は、壁紙の張り替えは6〜7時間なのに対して、塗装リフォームは半日〜4日間を要します。
塗装後も、乾燥するまで壁には触らないようにする必要があります。
【コストがかかる】
塗装はコストもかかります。
塗料の費用が壁紙よりも高い上に、手間がかかるためにリフォーム業者は値段設定を高めにしています。
【臭いが気になる】
塗装後は、部屋が塗料の臭いで充満します。
換気は必須ですが、中には気分が悪くなったりする方もいるので、塗装後しばらくはその部屋に入らないなど、対策が必要です。
おしゃれな部屋にするために!おすすめの壁紙・塗料
おしゃれなお部屋にするために、オススメの壁紙・塗料をご紹介します。
おすすめの壁紙
【ビニールクロス】
安くて耐久性もあり、汚れも拭き掃除で簡単に落とすことができます。
デザインのバリエーションも豊富です。
【紙クロス】
紙素材の壁紙。
音を吸収し、空気を通してくれるため、寝室に使用するのがおすすめです。
また、客間を上品に見せたい場合にも使用されます。
【布クロス】
布素材の壁紙で美術館やホテルでよく使用されています。
高級感・重厚感がゆったり・贅沢な空間を演出してくれるため、高級感のある空間にしたい場合におすすめです。
【吸放湿壁紙・通気性壁紙】
吸放湿壁紙・通気性壁紙は、機能性壁紙です。
吸放湿壁紙は、吸水性ポリマーによって湿気を吸収し、カビや結露を防いでくれます。
また、通気性壁紙は壁紙の通気性をよくしているため、壁と通して湿気を排出し、壁や結露を防ぎます。
デザインや色は限られていますが、機能性で選ぶと結果としてお部屋を快適できれいに、おしゃれに保つことにつながります。
おすすめの塗料
【水性塗料】
室内には、塗料独特の臭いが少ない点から、水性塗料が一般的です。
「エフフォースター」というマークがついているものを選ぶと、ホルムアルデヒドなどの有害物質の放出が少ないことを示しており、子供部屋などでも安心して使用できます。
【漆喰、珪藻土】
温かみのある質感がおしゃれな、自然素材の塗料です。
調湿効果や、防カビ、防臭効果があり、お部屋を快適に保ってくれます。
【ホワイトボード塗料/黒板塗料】
壁に塗るだけで壁がホワイトボードや黒板になります。
子供部屋の壁に塗装し、子供の自由な想像力を育むアイテムとして使用するのも良いでしょう。
リビングに使用しても、お部屋の雰囲気作りに一役買ってくれます。
【マグネット塗料】
壁に塗ると、マグネットがくっつく壁になります。
なんでも壁に貼りやすくなるので、お気に入りの絵や写真を気軽に飾れ、おしゃれな雰囲気が高まるでしょう。
まとめ
壁紙貼り替え、塗装の2つはそれぞれメリット・デメリットがありますが、自分のお部屋とのバランスや、居住環境なども考慮して、ベストな壁リフォームを選択しましょう。