「3回建てないと」という言葉があるように、家に心底満足することは難しいもので、住んでいるうちに何らかの不満がわいてくるものです。その代表的なものが間取りで、「もう一部屋あればどれだけよいか」と感じている方はきっと多いことでしょう。
そこで、手軽に部屋を仕切るために考えたいのがパーテーションです。
最近ではおしゃれなパーテーションが続々登場していますので、インテリアを損なうことなく部屋を仕切ることができます。
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4つのタイプにわかれるパーテーション
比較的コストをかけることなく設置でき、カンタンに撤去や移動ができるパーテーションは、とても便利なアイテムです。在宅ワーク用に書斎スペースを造りたいとか、子ども部屋を分けたいといったケースで特に役に立つでしょう。
パーテーションは以下の4つに分けることができます。
・壁タイプ
・つい立てタイプ
・家具タイプ
・カーテンタイプ
それぞれのメリットやデメリットを考えながら、おしゃれさが光るタイプをご紹介します。あなたにピッタリのパーテーションを見つけてください。
「壁タイプ」パーテーション
パーテーションと聞いてイメージされる壁タイプは、オフィスでも広く使われています。メリットは、完全に仕切ることができます。デメリットは、撤去が難しいことです。
無骨なアイアンと温もりのあるオールドパインが、絶妙なムードを作り出すパーテーションです。透明の素材を用いることで、異物感や圧迫感を和らげていますから、リビングとダイニングの仕切りにおすすめです。フレームのカラーは、ブラックとホワイトの2色から選ぶことができます。
WAKAI「ディアウォール」
ホームセンターで購入でき、ツーバイフォー材の上下に挟むだけで、クギを使うことなく家中に柱を立てることができる人気のアイテムが「ディアウォール」です。パーテーションとして使うには柱の間に板を貼るだけです。カンタンにDIYできてしまいますし、色を塗ればおしゃれ感もアップします。
「つい立てタイプ」パーテーション
洋の東西を問わず、昔から使われているのが衝立(ついたて)タイプです。メリットは、設置と撤去がカンタンなことです。デメリットは、完全に仕切ることが難しく、プライベート感が薄いことです。
価格帯やデザインも幅広くそろっており、おしゃれなものも見つかりますが、実物をチェックして蝶番(ちょうつがい)などの造りを確かめてから購入したいものです。
「家具タイプ」パーテーション
棚などの家具を用いてパーテーション代わりにする方法です。メリットは、収納するもの次第でおしゃれな演出ができることです。家具次第ではプライベート感も増すでしょう。デメリットは、厚みがあり場所をとることと撤去が難しいことです。
収納家具「CS101B」
スチール製のフレームとオーク古材の味わい深いシェルフです。腰高ですからプライベート感には欠けますが、空間をゆるく区切りたいケースにおすすめです。インダストリアル系のインテリアにマッチします。
COLK「オープンシェルフ125」
一部がオープンという機能をそのままデザインにも生かしたシェルフです。パーテーションとして、たとえば、リビングの畳コーナーをプライベートスペースに変えることができるでしょう。
「カーテンタイプ」パーテーション
天井からカーテンを吊り下げることで部屋を仕切ります。メリットは、開閉がカンタンですから、必要な時だけパーテーションを出現させることができます。デメリットは、設置に不安があるところでしょうか。
ビス止めロールスクリーン
デザインも豊富で価格も安価なのですが、少々怖いのが取り付けです。上げ下げ時に力がかかりますから、天井のボードにビス止めは強度の面で不安があります。下地が入っているところに取り付けるか、設置はプロに任せたほうが良いかもしれません。
突っ張り棒パタパタカーテン
ジャバラに折りたたむことができるカーテンで、両側の壁に突っ張り棒で取り付けます。こちらも安価でおしゃれなデザインもありますが、対応幅は最大で2m程度と限られてしまうところが難点です。
まとめ
壁を造らずに空間を仕切るパーテーションは、大きく分けて4タイプあり、おしゃれなデザインもそろっていますから、ライフスタイルにピッタリのものが見つかることでしょう。簡易的ではありますが、間取りをカンタンに変化させるパーテーションはもっと注目が集まって良いアイテムです。撤去もそれほど難しくありませんから、バリアフリーという点でも優れているのです。
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