主に収納スペースとして利用されている納戸。ご自宅の納戸は、うまく活用できずに、ただ荷物を詰め込んでいるだけになっていませんか?
「納戸を整理するための収納ラックが欲しいけれど、自宅の納戸に合うサイズのものがない」という方必見の、納戸に合わせたDIY術をご紹介します。
意外と難しい、納戸の収納事情
納戸の形や広さは、家によって様々です。広くて使い勝手の良いタイプの納戸であれば、既製品のラックを置くなど、収納スペースを確保できます。
しかし、長細いタイプや、あまり広さのない納戸では、大きな収納ラックやタンスなどを置いてしまうと、かえって狭く窮屈になってしまいます。納戸の広さや形状に合わせた収納を考えなければいけません。
DIYで自分だけの納戸収納を作る!
もしも、既製品の収納ラックではうまく収納することができないのであれば、DIYでオリジナルの収納を作るという手段もあります。用途に合わせてオリジナルのものを作れるのがDIYの良いところです。これを機にトライしてみても良いかもしれません。
DIYで収納を作る際に確認しておきたいのは下記の通りです。
納戸の広さを測る
メジャーを使って納戸の広さを測ります。注意しておきたいのは床から天井までの高さや、納戸の入り口の広さです。作ったものが納戸の中へ搬入できないということがない様にしましょう。
どの位置に設置するか決める
納戸の広さを把握したら、どの位置にどの様なラックや棚を取り付けるか決めましょう。ラックや棚に何を置くのかを具体的に想像できていれば、収納の大きさは自ずと決まってきます。
例えば、衣類などの軽量のものであれば、簡易的なもので大丈夫ですが、ある程度重いものを置く場合は、強度のあるものを作る必要があります。
実は簡単な収納ラック作り
DIYと聞くと、大掛かりなものを想像してしまって、「自分には無理だ」と思ってしまう方も多いのではないでしょうか。ですが、100円ショップやホームセンターにあるアイテムだけで簡単に収納棚を作ることができるのです。
「すのこ」で棚を作る
使う材料は、100円ショップやホームセンターで販売しているすのこと接着剤の2点のみです。釘は一切使いません。作り方は、出っ張りがある面を向かい合わせてすのこを並べ、板を出っ張り部分に接着剤で貼り付けるだけ。これならDIY初心者であっても簡単に作ることができます。
つっぱり棒で棚を作る
つっぱり棒と木材で簡易的な棚を設置することができます。どちらも100円ショップでも手に入るものなので、調達も簡単です。つっぱり棒を2本設置して、その上に木材を乗せるだけで完成です。サイズの異なる木材をコの字型に組み立ててから乗せれば、つっぱり棒も気にならなくなります。
ワイヤーネットを使った棚
ワイヤーネットを使った収納棚は、釘などは一切使わず、結束バンドを使って固定をします。この棚の優れているところは、棚の高さの調節がとても簡単なところです。しまうものに合わせて調節が可能なため、無駄がありません。
ワイヤーネットを使った棚の作り方
・デッドスペース活用術★便利!簡単!ALLダイソー収納棚DIY
さらに本格的なDIYの参考になるサイト
比較的に手軽なDIYの方法についてご紹介をしてきましたが、より本格的な棚を作りたいDIYに慣れた方のサイトもいくつか載せておきます。寸法を測って木材を切ったり、電動ドライバーが必要であったりしますが、自分で一から収納を作りあげる喜びも味わうことができます。
2×4材を使用した棚の作り方
ホームセンターで安価に入手できて、加工のしやすい「2×4材」という木材を使用した棚の作り方です。工程ごとにワンポイントアドバイスが入っているので、とてもわかりやすいです。DIY初心者に優しい工具の解説もあります。
・2×4材で作る「棚」DIY術!自分での作り方やおすすめパーツをご紹介!
デザインにもこだわった棚の作り方
かなり上級者向けですが、デザインや機能性も申し分のない収納棚の作り方を紹介しています。単なる収納としてではなく、デザインにもこだわりたいという方はぜひ参考にしてみてください。DIYのものでも安っぽく見えないテクニックを垣間見ることができます。
・収納棚をDIYで作る
まとめ
納戸は住まいによって様々な広さや形をしています。収納に関してもベストな方法は各家庭によっても変わってくるでしょう。
必要としているものを過不足なく作り出すことができるのがDIYの良いところです。ご自宅の事情に合った納戸スペースの活用を、DIYによって手に入れてください。