暮らしのスタイルは人それぞれですし、時間とともに家族の形態も変わりますから、リノベーションが必要となるでしょう。そしてリノベーション後に住んでみて、初めて出てくる要望や不満もあります。「やっぱり書斎が欲しい!」というのも、その一つになります。
リノベーション後、部屋数に余裕がないのに書斎スペースが欲しくなった場合、市販されているものを使って、書斎スペースを造ってみましょう。
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書斎スペースの条件とは?
単に、仕事を片付けたり趣味を楽しんだりするだけならば、リビングのテーブルで充分なのです。ですが、わざわざ書斎スペースが欲しいということは、集中して作業ができる時間と空間が欲しいということです。
つまり、書斎スペースに必要なのはプライベート感です。市販されているものを使って、プライベート感を演出してみましょう。
壁を設けて書斎スペースに
書斎スペースに必要なのはプライベート感と聞いて、真っ先に思い浮かぶのが壁でしょう。改めて壁を造るのに抵抗があるならば、パーティションを導入すれば良いのです。高さは天井まであるのが理想ですが、同時に圧迫感もあると考えるなら低いものでも充分でしょう。机に向かった時に頭が隠れるくらいの高さがあれば、プライベート感は演出できます。
- ドーターズファニチャー「ストラットパーティション」
従来のものとは一線を画したオフィス家具を提案する「ドーターズファニチャー」のパーティションは、材料に九州産の杉材を用いることでオフィス感を払拭しています。上下・左右、仕上げなど要望にも対応してくれますから、一般の住宅にも抵抗感なく導入することができるでしょう。
高さが不要な方のために、自立式の「スタンドパーティション」も用意されています。
- 山善「つっぱり 壁面 ハンガーラック」
書斎スペースに必須の本棚をパーティションとして使うのはポピュラーですが、山善の「突っ張りウォールラック」は「パーティションに寄せた棚」という点で新しさを感じます。ボードの一部を棚として利用できるようになっており、反対側でもものを引っ掛けるハンガーラックとしての使用が可能です。
幅は60cmと80cmの2タイプ、3色のバリエーションがラインナップされています。
小上がりを設けて書斎スペースを
壁を設けずにプライベート感を演出するのに役立つのは、少し高くなった空間、小上がりです。リビングの一角に小上がりを設けて、文机を用意すれば書斎スペースは完成します。もっとプライベート感が必要ならば、ロールカーテンなどを用いれば完璧でしょう。
- ディノス「ユニット畳シリーズ」
収納に使える高さ30cmほどのボックスに畳でフタをしたロングセラーです。一帖もしくは半帖ずつのバラ売りも可能ですから、希望通りの広さ・形で小上がりを造ることができます。ここでご紹介しているのは通販大手ディノスの「ユニット畳シリーズ」ですが、他でも類似した商品が用意されているというバリエーションの豊富さもうれしいところです。
プライベート感を極めた書斎スペースなら?
もっとプライベート感が欲しいとか、音を遮断したいといった場合には、パーティションでは不十分です。そんな時に検討したいのが室内にもう一つ部屋を造ってしまうこと。たとえば電話ボックスくらいの大きさのものを入れてしまうことです。
- ヤマハ「アビテックス」シリーズ
リフォーム工事をすることなく、プライベート空間を造ることができる商品の中で防音性に特化したものが、ヤマハ「アビテックス」シリーズです。外・内ともに音を防いでくれますから、集中したり大きな音を出したりにもってこいです。楽器の演奏やミニシアターとして活躍してくれます。
ボックスタイプなら半〜1.5帖、女性ユーザーを意識した外観をもつ「セフィーネ」や上質感のある素材を用いた「マイルーム」がそろっています。
まとめ
以上、リノベーションやリフォーム工事をすることなく、書斎スペースを実現する方法を見てきました。これらのアイテムは書斎だけでなく、一つの部屋分割して使用したい場合にも役に立ちます。
質感も上々、インテリアにマッチする書斎スペースならば、リノベーションをおこなうに越したことはありません。暮らしのスタイルは時間の経過とともに変化していくものです。そのたびにリノベーションをおこなうことは、何ら贅沢でもないと思うのですが、いかがでしょうか。
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